これからの時代に求められる海外教育旅行シンポジウム
観光庁では、海外教育旅行に係る有識者ワーキンググループを設置し、海外教育旅行の再開・新たな導入を見据えて高校へのアンケート調査、旅行会社へのヒアリング調査などを実施し、これからの時代に求められる海外教育旅行のあり方についての検討を重ねてきました。
本検討の結果は、去る2月27日(会場:渋谷)にシンポジウム形式による発表を行ったところですが、当日、オンタイムでご視聴できなかった方向けに、アーカイブ配信を行います。
本シンポジウムでは、コロナ禍において海外教育旅行を再開した学校の事例や、有識者によるパネルディスカッションを通じて、海外教育旅行の内容やその成果、ウィズコロナにおける海外教育旅行実施に向けたヒントをお伝えしました。
是非、海外教育旅行の再開や導入を検討されている先生方にご視聴いただければ幸いです。
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第1部 オープニング~事例校紹介
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第2部 パネルディスカッション
海外教育旅行は、多くの高校生にとって初めての海外経験となり、そこで見聞きしたことは、新鮮で貴重な体験となります。生徒自身が幅広い視野を得ることで、国際人としての教養が身につき、進路選択もひろがります。
また、昨今の世界でおこったニューノーマルといった概念や、それに伴う新時代の価値観を持つ人材の育成という機会を創り出します。
海外教育旅行は、実施する高等学校の考え方や、渡航のタイミング、渡航先機関とのリレーションシップの有無などによって、いくつかに分けられます。観光を中心としたものから、現地の教育機関などとの提携によって語学などの研修期間を設ける、学びを中心としたものなどがあります。
世界中に外国人の教育旅行を受け入れる国・地域があり、それぞれ独自の魅力的なプログラムが用意されています。また、事前の打ち合わせで希望にあったプログラムの作成が可能なケースもあります。
これまでの多くの海外教育旅行の実施事例から、最近の事例をいくつかピックアップしてご紹介するコンテンツを作りました。過去の事例から、いきいきした高校生たちの活動と、それを支える教育機関や先生方の創意工夫を汲み取り、次世代の教育を担う皆様の参考としていただければ幸いです。
新時代の海外教育旅行へ
世界を見て
自分たちを知る
長い間新型コロナウイルス感染症の世界的拡大によって閉ざされてしまった世界ですが、ようやく新しい扉が開かれつつあります。
現在、文部科学省が進めている「新・学習指導要領」では「生きる力」をキーワードに「学びの、その先へ」と向かおうとしています。ニューノーマル・コロナ禍を経て、特に高校生たちには広い視野と深い考察をもたらす海外教育旅行の実施を推し進めていくのがよりよい道であると考えます。