観光地域づくり法人(DMO)とは
最終更新日:2025年10月1日
観光地域づくり法人(以下「DMO」という。)は、地域の「稼ぐ力」を引き出すとともに、地域への誇りと愛着を醸成する地域経営の視点に立った観光地域づくりの司令塔として、多様な関係者と協働しながら、明確なコンセプトに基づいた観光地域づくりを実現するための戦略を策定し、着実に遂行する機能を備えた法人です。
地方誘客及び旅行消費拡大を持続可能な形で推進する上で、地域のさらなる魅力向上や受入環境整備など、「観光地域全体のマネジメント」の取組をDMOが主体となって行うことが期待されます。
地方誘客及び旅行消費拡大を持続可能な形で推進する上で、地域のさらなる魅力向上や受入環境整備など、「観光地域全体のマネジメント」の取組をDMOが主体となって行うことが期待されます。
<DMOの基礎的な役割>
・各種データ等の継続的な収集及び分析 ・明確なコンセプトに基づいた観光地経営戦略の策定 ・重要業績評価指標(KPI)の設定 ※1 ・PDCA サイクルの確立 |
・着地整備に関する取組の推進 (地域の魅力向上に資する観光資源の磨き上げ、二次交通を含む交通アクセスの整備、多言語表記、需要の平準化、旅行者のマナー啓発、自治体等と連携した発災時におけるインバウンド等に向けた適切な情報発信、観光DX推進による観光地経営の高度化 等) |
・関係者が実施する観光関連事業と観光地経営戦略の整合性を図る調整、仕組みづくり ※2 ・プロモーション |
・DMOを中心とした多様な関係者との体制構築や合意形成 ※3 |
※1:科学的なアプローチにより、DMOの活動の成果を適正に評価することが求められます。
※2:着地型旅行商品の流通において販売やランドオペレーター業務等を行う事業者が不在の地域は、実情を鑑み、DMOが主体となってそれらを実施することも考えられます。
※3:DMOと関係者間の適切な連携と役割分担が重要です。