大規模イベントを活用した情報発信

　大阪・関西万博は、日本が観光立国としての魅力を世界に発信していく上で極めて重要な機会であり、大阪・関西のみならず日本全国で連携して施策を進めていく必要がある。大阪・関西万博を機に、日本全国に足を運び、各地で食や文化等の体験や滞在をしてもらうことで、日本のそれぞれの地域の魅力を認知してもらい、インバウンドの拡大や地域振興を実現する。

　具体的には、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会や観光地域づくり法人（DMO）、地方公共団体等と連携した、広域周遊を含むモデルコース・特別な体験の創出や、観光コンテンツの充実化等を集中的に実施するとともに、日本政府観光局等と連携し、海外への訪日プロモーションを推進する。

　※【観光立国推進基本計画】より

　2027年国際園芸博覧会において、我が国の優れた花き品種、生け花、盆栽や日本庭園等の伝統的な造園及び園芸に係る文化・技術を、我が国が誇る魅力として世界に発信し、訪日観光需要を喚起するとともに、国内各地への誘客のハブとしての役割を担うことができるよう、博覧会についての対外発信を実施する。

　※【観光立国推進基本計画】より

　大阪・関西万博等の今後実施される大型イベントに向けて、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の経験を生かし、海外メディアとの関係構築及び情報発信の基盤整備を進める。

　さらに、地域性豊かで多様性に富んだ文化を生かした「beyond2020プログラム」のレガシーを通じて、各地方が誇る歴史・文化、マンガ・アニメ等のメディア芸術や食文化等、多様な日本文化の魅力を発信する。

　ホストタウン交流等で培ってきた地方公共団体と相手国との間での良好な関係を支援し中長期的に発展させ、地方公共団体の相手国への情報発信力を高め、インバウンド誘致や地方産品のプロモーションを支援する。

　※【観光立国推進基本計画】より