地方航空路線活性化プログラム

地方航空ネットワークの安定的な確保を図るため、地域主体(地方公共団体、観光協会、商工会議所、エアライン等からなる協議会)が航空路線の維持に向けて実施した取組事例について、ご紹介します。

ふじのくにと薩摩をつなぐドリーム

対象路線と代替交通

実施主体

富士山静岡空港利用促進協議会

対象路線

静岡―鹿児島路線:フジドリームエアラインズ(FDA)

対象路線要件

旅客数

22,642人(平成24年度)


運航便数

週3便(平成26年4月現在)
※火・木・土曜日運航(週3便)
※平成25年冬ダイヤ期間中は1日1便
直行便と乗継便の時間差 約90分


直行便と乗り継ぎ便の時間差 約90分

富士山静岡空港―鹿児島空港 → 約90分

富士山静岡空港―(90分)―福岡空港(乗継40分)―(50分)―鹿児島空港 → 計180分


代替交通機関での実移動時間

430分
※空港最寄駅(島田駅)から鹿児島県霧島市(国分駅)まで

  島田駅→ 掛川駅→ 名古屋駅→ 博多駅→ 鹿児島中央駅→ 国分
交通機関 JR在来線 東海道新幹線 東海道新幹線 九州新幹線 JR在来線特急 合計430分
所要時間 20分 60分 200分 80分 30分 390分
乗換時間 10分 10分 10分 10分   40分

実施した取組内容

取組(3ヶ年)の概要

産業交流による鹿児島発ビジネス需要創出(PDF:118KB)
鹿児島企業向けビジネスキャンペーン 鹿児島企業需要調査(アンケート)
キャッシュバックキャンペーン(運賃補助)
鹿児島県企業への路線周知とともに、航空運賃、アクセス補助を実施することで出張用務における利便性向上につなげ、他路線利用からの取り込みを図る。
H26:冬ダイヤ、H27:夏ダイヤにおける実績調査、検証→H28実施時期策定
ビジネスツアーパンフレット作成 鹿児島県企業向けに静岡県の会議施設及び企業視察のモデルプランを提案するパンフレットを作成。
H26:静岡ビジネスツアーパンフレット制作
H27:鹿児島県企業へ、静岡ビジネスツアープロモーションを実施し、需要の創出を図る。
H28:利用拡大により28年夏ダイヤからの通年デイリーの実現及び利用の定着化を目指す。
→需要拡大により、プログラム事業以降の継続実施を図る
両県産業交流 産業・観光交流イベントを両県にて実施。
H26、H27:鹿児島県内における広報事業展開により路線周知を図る
H28:利用拡大により28年夏ダイヤからの通年デイリーの実現及び利用の定着化を目指す。
カーシェアリング ビジネス利用者の需要把握
当面はレンタカー支援の試験導入を検討する。
→需要把握によりカーシェア制度移行の可否を判断
富士山と桜島を中心とした観光交流拡大(PDF:81KB)
PR業務委託 「極旅静岡」キャンペーン
特設ホームページ開設、静岡:ラジオCM制作、需要調査
観光交流イベント 鹿児島県内での観光交流イベントにより、路線認知度の向上を図る。
H26、H27:鹿児島県内における広報事業展開により路線周知を図る
H28:利用拡大により28年夏ダイヤからの通年デイリーの実現及び利用の定着化を目指す。
周遊モデルプラン造成 九州周遊型旅行商品への販売支援(運賃補助)実施。
チラシ等作成及び広告掲載を実施。
H27:福岡・鹿児島線による往復利用への旅行費用補助により周遊旅行の定着化
H28:通年デイリー後の旅行商品造成促進
→需要拡大により、プログラム事業以降の継続実施を図る
海外からのインバウンド客 海外エージェントへのセールス、ファムトリップ実施
鹿児島・静岡周遊旅行商品への販売支援
→台湾誘客については、現地代理店、航空会社からの協力が得られず凍結。上海誘客に向け、現地法人との調整を実施
H27:上海からのインバウンド旅客への周遊プラン策定、ファムツアー実施
H28:周遊旅行商品造成、販売支援による販売促進
→需要拡大により、プログラム事業以降の継続実施を図る
幅広い年齢層へのアプローチによる利用促進(PDF:1,141KB)
新運賃割引制度(シニア・ジュニア割) 65歳以上及び12歳以下への運賃補助を検討。
→制度につき、FDAと検討協議
H27:割引制度策定及び実施
H28:継続実施による定着化→プログラム事業以降のFDA単独にて実施する。
団体モニターツアー スポーツ少年団等団体モニターツアー実施。
H27:団体向け交流ツアーを実施(H28継続実施)
H28:継続実施による定着化→プログラム事業以降、両県間交流を拡大