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第1編 - 4章 多面的、多角的な検討

2.各地域の主な特徴と課題

北東地域
  宮城地域 栃木地域、福島地域
(栃木・福島地域)
茨城地域
広域的な特性

<全国各地との関係>
・首都機能を太平洋ベルト地帯から分離し、21世紀のフロンティアとしての可能性を持つ豊かな自然環境に恵まれた地域(北東国土軸)の形成を促進(一極一軸構造の是正)。

<東京との関係>
・既存の交通網を用いて高度な都市機能が集積する世界都市東京との連携が容易であり、移転期間中の政治行政機能の運営面での自由度が大きい。
・他方で東京への依存が高くなり、その影響を強く受け続ける可能性を有する。

<地域の特性と関係>
・自然と共生した生活様式の創造。
・多自然居住地域の先導的形成とその全国展開。

<海外との関係>
・世界都市東京に集積された国際機関、交流施設等の国際政治支援機能を活用しつつ、国際社会と連携。
・新東京国際空港等との広域的な連携(例えばキャンベラ型)によるグローバルアクセスの確保が課題。

<まとめ>
・太平洋ベルト地帯から離れた新たな発展軸上に位置。
・東京との密接な連携と東京への依存。
・自然と共生した生活様式の創造等への期待が大きい地域。

分野別の特性 ・仙台空港までのアクセスが容易であるが、外国とのアクセスについては、新東京国際空港の利用が不可欠であり、同空港までのアクセスには時間を要する点が課題。
・北部には軟弱地盤と、南部には急峻な地形が存在。
・水供給の安定性が比較的良好。
・新東京国際空港までのアクセスにやや時間を要する点が課題。
・東北新幹線の活用等により東京とのアクセスが容易。
・那須地域は、那須連山を望み、広大で平坦な那須高原が広がっている。また、国公有地や大規模民有地が広範囲に存在し、百数十年かけて育てられたアカマツ林等が広がり、国際性のある新しいタイプの景観形成の可能性を有する。
・傾斜が比較的小さいため、他地域より自然環境の回復力が高く、また、自然とのふれあいが期待できる。
・新東京国際空港までのアクセスがしやすいことから、外国とのアクセスは容易。
・常磐線の活用等により東京とのアクセスが容易。
・緩やかで低い丘陵地帯とその間に広がる谷戸や低地に「里地」地形が散見され、田園景観が広がっている。場所によって、筑波山がランドマークとなるものの、総じて国会都市としての景観的魅力に課題を残す。
・霞ヶ浦に近い南部地域に軟弱地盤が存在する。
・平坦な土地が多く、造成は容易な面があり、国公有地も分散的ではあるが、広範囲に存在。
・水供給については、現在進捗中の水資源開発による安定性向上が課題。

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