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首都機能移転先の新都市に関するアンケート調査とりまとめ結果について

5.調査結果(概要)

以下、( )内は、全回答者に占める割合を示す。

(1)首都機能都市としてアピールすべき点では、
先進性よりも環境へのやさしさや文化的な面をアピールすべきとの回答が多くみられた。

(2)首都機能を支援するのに必要と思われる機能や施設では、
「国内外との充実した交通・情報通信ネットワーク(61.1%)」、「各地で発生した大規模災害に迅速に対応できる施設(52.9%)」、「政府機関の情報公開や国民との交流のための施設(50.9%)」が重視されるという傾向があった。

(3)首都機能都市に住むとした場合に現代の都市問題のうち望まれる改善点では、
「公共交通機関の充実や渋滞のない道路など利便性の確保(53.3%)」、「教育施設や医療施設など日常生活に不可欠な機能の充実(46.9%)」が重視される結果になった。特に主婦層では、「教育施設…(62.8%)」や「身近に親しめる豊かな自然環境の存在(51.4%)」に対する関心が他の層に比べて際立って高いという特徴が見られた。また、「通勤に便利でゆとりのある住宅が容易に入手できる」については、東京圏(35.4%)が、その他の地域(25.7%)に比べて高いという特徴が見られた。

(4)首都機能都市における休日の過ごし方では、
「キャンプや釣りなど野山や海に出かけ自然に楽しむ(54.0%)」と、「家でゆっくり過ごす(40.3%)」という性格の異なる過ごし方が上位であった。年齢別では、上の世代ほど、自然に親しむ、地域活動への参加といった回答が多く、逆に下の世代ほど、大規模商業施設やテーマパークに出かけるなど都市型の過ごし方を望む回答が多いという傾向があった。

(5)首都機能都市における理想的な通勤時間では、
「10分以上30分未満(54.9%)」、「30分以上60分未満(36.3%)」との回答が多かった。一方、「0分(在宅勤務)」を理想とする回答は、4.9%にとどまった。

(6)首都機能都市のイメージを表す色では、
緑が最も多く(56.8%)、次いで青であった(21.7%)。

(7)首都機能都市に期待するイメージを表す単語では、
「国際的な(41.4%)」、「開かれた(32.3%)」、「ゆとりのある(31.8%)」、「先進的な(25.4%)」、「多様性のある(23.4%)」が上位を占めた。

6.調査結果の活用

国土庁においては、本調査結果を、現在開発中の「首都機能都市体験システム」で示される首都機能都市内各地区のCG(コンピュータ・グラフィックス)イメージ作成の参考とするとともに、今後、首都機能都市としてふさわしい新都市像のあり方の検討に活用していく予定である。

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問い合わせ先

国土交通省 国土計画局 首都機能移転企画課
Tel:03-5253-8366 Fax:03-5253-1573 E-mail:itenka@mlit.go.jp