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ライフスタイル・ストーリー(学校)

学校緑豊かで、安心して通える、地域が支える学校に

この地域の通学路は道幅が広くて、とても歩きやすい歩道(注1)です。
生活道路もかねているので、歩道と自転車道(注1)だけです。ただし緊急の場合のみ、救急車や消防車等の乗り入れが許されています。もちろん救急車も消防車も燃料電池車などのエコカー(注2)です。
学校の建物は近隣の木材(注3)をふんだんに使っています
地域の特性を活かした自然のエネルギーも活用して,太陽光発電もできるだけ(注4)取り入れています。樹木の配置や植生を考えて夏には木陰を作り、冬は光を遮らない工夫もなされています。
教室全体を明るくゆったりつくり、冬の暖房効果をあげるための二重窓や、夏には自然の風をうまく取り入れて涼しく過ごせるような工夫をするなど、省エネに対して積極的に取り組んでいます。また、電気は省エネナビ(注5)で管理しますが、子供達も太陽や風の恵みをからだで感じながら楽しく省エネ・創エネ学習に取り組んでいます。

今日はみどりちゃんと弟の大地くんの学校参観日です。
みどりちゃんのお父さんの境一さんと、お母さんの循子さんが2人仲良く、学校まで歩いています。

境一「この歩道は幅が広くて歩きやすいなぁ。」
循子「これなら子供達も安心して通学できるわね。」

その時 隣の自転車専用レーン(注1)を自転車で走ってきた環境建築の第一人者、岩村棟梁は2人を見つけました。

岩村「イヨッ、お二人さん、デートですかい?」
境一「いえ、今日はみどりと大地の授業参観なんですよ。自宅勤務の日なので、仕事の合間に行けるんです。」
循子「私も子供達が小学生の間はパートタイム勤務を会社に申請しているので、一緒に来ましたの。ところで、棟梁はどちらへ。」
岩村「私も、学校へね。参観じゃなくて、『人間と環境にやさしい建物』について話をしに。前にも行ったけど、子供達がとても喜んでくれるんでね。今日は親御さんにも話を聞いてもらうことになってまして。NPO活動の一つとして時々出掛けて行くんですよ。」

3人は学校に到着。学校を見たお父さんは

境一「最近は、随分学校も変わりましたね。昔はコンクリートばかりでしたが。」
岩村「そうなんですよ。木造校舎も増えたし、学校に緑が増えたのがいいねえ。雨水の利用(注6)なんかも今はあたりまえになりましたね。」
循子「みどりは、あの大きな木でターザンごっこするのがすごく楽しいって。」
境一「みどりはお転婆だからな。あ、むこうには大地がいるよ。ビオトープ(注7)で昆虫の観察か。楽しそうだね。
校庭も運動するスペースと自然とふれあえる空間の両方があって、色んな遊びが出来ていいね。」

循子「校庭作りには子ども達のアイデアも活かされてるのよ。それに地域に住んでいる専門家の方や親も参加して、地域ぐるみで作ったのを、あなたも覚えているでしょ。」
境一「そうだったね。おや、チャイムだ。そろそろ教室に行くか。」

教室に入ってきた2人は驚きました。

境一「教室全体が明るくてゆったりしていて、木の香りもして、いいなぁ。」
循子「夏は窓を開けても騒音はないし自然の風が入ってくるし。冬は二重窓で暖かいらしいわ。」
境一「なんか、生徒の数,少ないなぁ。」
循子「1クラス25名定員ですって。これならきめの細かい指導がしてもらえるわ。みどりが『学校が楽しい』って言ってたのがわかる気がする。給食も地元の有機食材を使って時にはお母さん達と子供達が一緒に給食をつくる日もあるのよ。そのせいかとっても、おいしくて食べ残しも少ないそうよ。給食残渣も、コンポスト化(注8)して、資源循環システム(注9)に貢献しているそうよ。」
境一「こんな素敵な学校なら、もう一回小学生になってもいいな。」


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