2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催時には、大会関係者や観客の多数の来訪が見込まれるため、東京及びその周辺地域における宿泊施設の供給を十分に確保する必要があり、「2020年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会の準備及び運営に関する施策の推進を図るための基本方針」(平成27年11月27日閣議決定)においても、大会の円滑な運営に向けて「宿泊施設の供給確保に向けた対策を推進する」こととされているところである。
そのため、大会開催時の宿泊需要への対応の一つの方策として、クルーズ船のホテルとしての活用(ホテルシップ)を検討するため、「2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた出入国に関する関係省庁等連絡会議」の下に、課長級の「クルーズ船のホテルとしての活用に関する分科会(ワーキンググループ)」を設置し、大会後における大規模イベント開催時におけるホテルシップの活用も見据えつつ、制度面を中心とした課題の検討及び調整を推進する。
3月5日、下記のとおり「クルーズ船のホテルとしての活用に関する分科会(ワーキンググループ)(第2回)」が開催されました。
記
●「クルーズ船のホテルとしての活用に関する分科会(ワーキンググループ)(第2回)
日時:平成30年3月5日 16:00~16:40
場所:中央合同庁舎4号館 共用第1特別会議室
議題:
(1)課題等整理内容の報告
資料 :
クルーズ船をホテルとして活用する際の課題等整理内容の報告
考え方の整理に基づく東京湾での利用可能性のある埠頭の提示
(2)とりまとめの方向性の確認
資料 :
とりまとめの方向性
(3)意見交換
各構成員、オブザーバーからは以下の意見があった。
・ (港湾管理者)ホテルシップ実施をきっかけに、クルーズ船誘致に積極的に取り組んでいきたい。
・ 制度改正は、2019年のラグビーワールドカップでのホテルシップ実施も視野に入れたスケジュール感で進めて欲しい。
・ 東京オリンピック・パラリンピック競技大会期間は、首都圏の沿岸部に激しい混雑・バス不足が予想されるため、輸送分野との十分な連携が必要。