【概要】
現在の港湾工事では、潮位観測を実施し、水深の基準となる最低水面と実際の潮位との差を補正した上で施工や測量を行っているため、多くの労力と時間を要しています。
このため、国土交通省港湾局では、海上保安庁が整備する「水路測量基準面2025」(通称:最低水面モデル)を活用し、RTK-GNSSによる衛星測位により施工箇所の地球楕円体高を直接取得することで、潮位補正を必要としない施工および測量の実現に向けた検討を進めています。
※1 港湾施設の建設・改良・維持では、最低水面が水深の基準となっています。
※2 「水路測量基準面2025」は、水路測量や海図の基準面(平均水面、最高水面及び最低水面)を、地球楕円体からの高さで、面的に定めたデータセットであり、衛星三次元測位による水深測量と組み合わせて使用します。詳細は以下の海上保安庁HPを参照ください。
<海上保安庁HP>
https://www1.kaiho.mlit.go.jp/TIDE/datum/2025/index.html?utm_source=openai
【検討会】
港湾工事における衛星三次元測位の実用化に関する検討は、海上保安庁等と連携し、令和4年度から実施しています。これまでの検討により、令和7年度までに概ね技術開発を完了しており、今後は港湾工事および測量における導入に向けた検討を進める必要があります。このため、導入に向けた課題や対応方針を検討する場として、「港湾工事における衛星三次元測位の実用化に向けた検討会 」を設置予定です。
○第1回検討会(令和8年10月予定)