コンテナ船の大型化によるコンテナ積卸個数の増加のため、トレーラーの来場時間が特定の日時に集中し、ターミナル前での渋滞発生の要因となっています。また、近年、労働者人口の減少や高齢化の進行により、港湾労働者やトラックドライバーの労働者不足が懸念されており、将来の担い手の確保のためにも、労働環境の改善が必要です。これらの課題を解決するため、ターミナルゲート作業を迅速化・効率化するための高機能なゲートの導入を支援します。
【対象事業】
コンテナターミナルゲートの高度化に必要となる施設の整備
【補助対象者】
民間事業者
【対象港湾】
苫小牧港、仙台湾港、京浜港、新潟港、清水港、名古屋港、
四日市港、大阪港、神戸港、水島港、広島港、関門港、博多港 ※令和7年度公募時点
【対象施設】
コンテナターミナルゲートの高度化に必要となる施設(埠頭保安設備の一部として整備されるゲートの本体部分は除く)
【補助率】
1/3以内
【事業選定プロセス】
公募方式の事業選定スキームにより、応募のあった事業計画の内容を審査した上で、事業者や事業実施港湾等を決定。
<現状のゲート作業>
- 書類のやり取りやダメージチェックといった現場での作業が発生。
- ターミナルの入場には、車両1台ごとに、これら全ての作業が完了する必要がある。(1台あたり最大3~5分程度要する。)
- これに加えて、ゲート前での渋滞による待機時間が発生。
<高機能なゲートの導入>
- 来場予約システムの導入による、来場するトレーラーの平準化、予約情報の確認の効率化。
- ダメージチェックシステムの導入による、コンテナの目視確認の効率化。
- 搬入情報の事前照合、ターミナル内行先指示の電子化、その他書類のやり取りの効率化。

