国土交通省では、災害時に快適なトイレ環境を確保し、被災者の健康を守るため、被災者が“使いたい”と思えるマンホールトイレを整備するための配慮事項等をとりまとめた「マンホールトイレ整備・運用のためのガイドライン」を策定しました。

　
 　マンホールトイレは、災害時においても日常使用しているトイレに近い環境を迅速に確保できるという特徴があり、東日本大震災では宮城県東松島市、熊本地震では熊本県熊本市の避難所に設置され、被災者から大変好評でした。
　一方で、マンホールトイレの設置は全国で約4万2千基（令和3年度末時点）にとどまっており一層の普及が必要です。また、災害時の使用の経験から、女性や子ども、高齢者等が安全に安心して使えるように配慮する必要性も明らかになりました。
　こうしたことを踏まえ、国土交通省では、被災者が“使いたい”と思えるマンホールトイレを整備するための配慮事項等をとりまとめた「マンホールトイレの整備・運用のためのガイドライン」を平成28年3月に策定したところです。さらに、平成30年3月には熊本地震を踏まえた内容の充実を図った「2018年版」を策定、令和3年3月には「導入例」を充実させる「2021年版」を策定しました。

ガイドラインの主な内容は以下の通りです。
　・災害時のトイレの確保の基本的考え方
　・マンホールトイレの必要数の算定等
　・快適なトイレ環境の確保に向けて配慮することが望ましい事項
　・事前準備と訓練
　・使用後の片づけ
　・導入事例と、中高生が考えた快適なトイレ環境の例

本ガイドラインの活用により、今後の災害への備えとして、避難所等でマンホールトイレの整備がより一層進み、快適なトイレ環境が確保されることが期待されます。

【マンホールトイレ整備・運用のためのガイドライン-2021年版-（令和3年3月）】
・マンホールトイレ整備・運用のためのガイドライン-2021年版-　【本編】 （PDF形式：4,038KB） ※A4両面印刷で冊子になります。


【マンホールトイレ整備・運用のためのガイドライン-2018年版-（平成30年3月）】
・マンホールトイレ整備・運用のためのガイドライン-2018年版-　【本編】 （PDF形式：4,101KB） ※A4両面印刷で冊子になります。
・マンホールトイレ整備・運用のためのガイドライン-2018年版-　【概要編】 （PDF形式：656KB） ※A3両面印刷見開きになります。


【マンホールトイレ整備・運用のためのガイドライン（平成28年3月）】
・マンホールトイレ整備・運用のためのガイドライン　【本編】 （PDF形式：3,490KB） ※A4両面印刷で冊子になります。
・マンホールトイレ整備・運用のためのガイドライン　【概要編】 （PDF形式：1,046KB） ※A3両面印刷見開きになります。

＜ガイドライン（案）で頂いたご意見及び対応方針＞
・ご意見及び対応方針 （PDF形式：302KB）
　＊なお、「マンホールトイレ整備・運用のためのガイドライン（案）に関する意見の募集について」は下記URLをご参照下さい
　　参照URL：http://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo13_hh_000282.html