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2009/6/12 第177号
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◇目 次◇
1新着情報
・本日の報道発表
・人事異動(6月12日付け)
2お知らせ
自動車関連減税に加え、環境対応車への買い換え・購入に補助制度新設
3編集長だより
「カンコウジュ?」
★用語解説:グリーン購入法
正式名称を「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律」といいま
す。国などの公的機関が製品やサービスを購入する際に、環境を考慮して、必
要性をよく考え、環境への負荷ができるだけ少ないものを優先して購入するこ
とを義務づけています。
◆お知らせ
○自動車関連減税に加え、環境対応車への買い換え・購入に「補助制度」新設
環境性能の良い新車の買い換え・購入を促進することにより、環境対策と景
気対策を効果的に実現するため、経済危機対策として補助制度が21年度補正予
算案に盛り込まれ、成立しました。
これを受け、6月19日より補助金の申請受付を開始いたします。対象は乗
用車(登録車・軽)及び重量車(トラック・バス等)で、車齢の古い車を廃車
し、一定の環境性能を有する新車を購入、または廃車を伴わず環境性能の良い
新車を購入する方で、平成21年4月10日から平成22年3月31日までに必要な手続
きがなされていることが要件となります。詳細はホームページをご覧ください。
◆編集長だより
○「カンコウジュ?」 広報課長 渋谷 和久
本日(12日)の閣議で、カンコウジュに関する平成21年度の方針が決定
されました。さて、このカンコウジュという言葉、聞いたことがありますか?
記者さんの中にもご存じでない方がいらっしゃったので、あまりなじみがな
い言葉かもしれません。「観光の需要ですか?」いいえ、違います。「官公需」
と書きます。国や地方公共団体などの官公庁が、物品の購入や工事の請負契約
を結ぶことを一般的に「官公需」と言っています。そのような契約を締結する
場合に、中小企業者の受注の機会を確保するための措置を講ずることを定めた
のが「官公需法(官公需についての中小企業者の受注の確保に関する法律)」
です。
この法律の第4条に「国は、毎年度、国等の契約に関し、国等の当該年度の
予算及び事務又は事業の予定等を勘案して、中小企業者の受注の機会の増大を
図るための方針を作成するものとする」と規定されており、毎年、4月にスタ
ートする予算の執行上、そろそろ発注の準備が出そろう今頃に政府の方針を閣
議決定することにしています。(とりまとめは経済産業省です。)
経済危機で民間企業からの発注需要が冷え込んでいる中、官公需に対する期
待が例年になく高まっている今年度は、中小企業者向け契約目標率を、過去最
高の52.4%とし、このうち国土交通省の目標率も54.3%と、対前年比
2.9%の引き上げ、過去最大としています。
中小企業者向け官公需契約目標額のうち国の目標が約3兆3800億円とな
っていますが、そのうち国土交通省の目標額が約1兆8400億円と、半分以
上を占めています。国土交通省として、今回決定された方針の趣旨を踏まえて、
最大限の努力をします、と今朝の記者会見で金子大臣が発言されました。
ところで、別な「カンコウジュ」も大変な状況にあります。新型インフルエ
ンザの発生により修学旅行をはじめとした旅行のキャンセルが数多く発生。
「観光需要」が大きく落ち込んでおり、特に関西地方の自治体や経済界からは
悲鳴にも似た声があがってきています。
国土交通省としても、ビジット・ジャパン・キャンペーンにより関西の観光
魅力を発信することなどの支援の検討を進めています。金子国土交通大臣も、
今朝の記者会見で、「舛添厚生労働大臣と一緒にキャンペーンをやろうと思う」
と発言されています。
新型インフルエンザについては、12日未明、世界保健機関(WHO)が警
戒レベルをフェーズ5から6に引き上げ、世界規模で感染が拡大しています。
しかし、我が国においては、現状として新たな感染者の発生は比較的少なく、
またこれまで適切な治療を早期に受けることで全ての方が順調に回復されてい
ます。警戒を怠らない一方で、冷静な行動をお願いしたいと思います。