住宅・不動産の耐震・エコ化と市場活性化にチャレンジ!
(1)豊かな住生活の実現に向け、耐震性、省エネ性を備えた、安心して住めるエコで快適な住宅へのニーズが高まっています。一方、住宅ストックは総世帯数を上回り、量的には充足していますが、流通している中古住宅の数は少なく、リフォーム市場も整備されていないことから、結果として住宅ストックが有効に活用されていません。
(2)オフィスや商業施設についても、耐震化、省エネ化等の更新ニーズが高まっていますが、建替・改修のための資金調達が課題となっています。一方、我が国には、膨大な金融資産があるものの、不動産投資市場で運用されているものは一部に過ぎないのが現状です。
消費者のニーズに応じた住宅を無理のない負担で確保できる環境を整備するとともに、投資家も安心して不動産に投資できる環境を整備することにより、住宅・不動産ストックの再生を図り、資産デフレからの脱却にチャレンジします。
住宅リフォームを促進するとともに、適切な資産評価など不動産流通システムの改革により、無理ない負担でニーズに応じた住宅が取得できるようにします。
不動産特定共同事業法の改正を通じ、民間資金の不動産投資市場への導入を促進し、建築物の耐震化や機能の更新を図ります。