2.4.1 製品仕様の拡張パターン
追加したい地物型等の拡張パターンを表2-9に示す。
拡張パターン | 例 | 手順書の箇条 | ||
---|---|---|---|---|
a | a-1 | コード型の地物属性を追加する | 建築物に属性として「新築区分」を追加する | |
a-2 | コード型以外の地物属性または地物関連を追加する | 建築物に属性として「建物1階面積」を追加する | ||
b | b-1 | i-URに存在する地物型等を追加する | 地物型として「都市再生緊急整備地域」を追加する | |
b-2 | i-URやCityGMLに存在しない地物型を追加する | 地物型として「通学区域」を追加する |
i-UR及びCityGMLでは、地物型として定義されていないが、地物属性を使うと表現できる場合がある。地物型及びその地物属性で区分可能な場合は、i-UR又はCityGMLに存在するものとして扱う。例えば、i-UR及びCityGMLには、「鳥獣保護区」という地物型はない。しかし、i-URには、区域(urf:Zone)という地物型は定義されており、この地物型の定義は「法令により定められた区域」である。そこで、この地物型の属性functionの定義域に「鳥獣保護区」を追加することで、鳥獣保護区を表現可能となる。
このような場合には、表2-9のb-2ではなく、b-1のパターンに該当するとして製品仕様を拡張すること。 前述の例の場合、「鳥獣保護区」という新しい地物型を追加するのではなく、i-URに定義されている「urf:Zone」の属性の定義域を拡張する。