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河川局

I.平成14年度河川局関係予算の概要

第1 予算の概要


2.事業の効率的、効果的実施に向けた取り組み



1.事業の重点化・効率化

(1) 重点7分野総括表
(単位:百万円)
  事業費 国 費
1.循環型経済社会の構築など環境問題への対応 298,946 182,553
 <1> 自然共生型事業の推進 231,673 145,111
 <2>おいしい安全な水の確保 26,077 12,895
 <3>リサイクル・リユースの徹底 41,196 24,547
2.少子・高齢化への対応 83,148 44,472
 <1> 河川空間のバリアフリー化 8,697 4,464
 <2>高齢者等の災害弱者対策の推進 74,451 40,008
3.地方の個性ある活性化、まちづくり 431,673 254,714
 <1> 安全で活力ある地方の創出 405,613 239,937
 <2>人が集まる拠点整備 26,060 14,777
4.都市再生−都市の魅力と国際競争力 660,097 403,630
 <1> 美しい水辺都市の再生 79,431 42,097
 <2>災害に強い都市の構築 551,066 345,521
 <3>水と緑のネットワーク整備 29,600 16,012
5.世界最先端のIT国家の実現 53,519 33,921
 ○ ITを活かした迅速な危機管理と的確な情報提供 53,519 33,921
合    計 1,527,383 919,290

(2)事業の重点的実施

○平成14年度概算要求では、「骨太の方針」において重点的に推進するとされている7分野へ重点化。


事業箇所の厳選により、さらなる重点投資を実施
(備考)
・河川事業は、激特、復緊事業*2等を除く。
・砂防事業は、修繕事業等を除く。
・海岸事業は、補修費、局部改良等を除く。

○修繕費補助の採択下限額の引き上げ

  • 河川修繕費補助、砂防設備修繕費補助、地すべり防止施設修繕費補助
     採択下限額 3,000万円 ⇒ 3,900万円
     (なお、採択下限額は、平成15年度までに5,000万円まで引き上げ予定)

○費目の整理による重点化
 河川事業の局部改良については、平成14年度をもって廃止。

【局部改良事業箇所数の推移】
  H9 H10 H11 H12 H13 H14
事業費 39,819 32,832 32,742 26,865 23,706 0
箇所数 1,022 602 444 217 155 廃止
※事業費の単位は百万円

 

<3>既存ダムの徹底活用

 貯水池容量の効率的な再配分、既存ダム容量の活用や堆砂除去で発生する容量の活用等既存ダムの徹底活用により、洪水調節効果の増強による洪水リスクの軽減、水量回復による河川環境の改善など治水・利水機能を向上。

 

2.コスト縮減の推進

 平成12年9月に策定された「公共工事コスト縮減対策に関する新行動指針」及び平成13年3月に策定された「公共工事コスト縮減対策に関する新行動計画」に基づき、これまで取り組んできた直接的な工事コストの低減に加え、公共工事の時間的コストの低減、ライフサイクルコストの低減などを含めた総合的なコスト縮減を推進する。

    ◎コスト縮減のための取組事例
  • 揚・排水機場ポンプ設備の合理化のための新技術の活用。
  • 砂防えん堤等の構造の見直しや施工の合理化のための新技術の採用。
  • 効率的な海岸侵食対策を広域的に実施する「渚の創生事業」の実施。  

 

3.技術開発

 今後の河川整備における基本施策の実現及びコストの縮減等を図るため、関係機関との連携を進めつつ、技術開発を推進する。

<1>第二次河川技術開発五箇年計画の推進
 災害を防ぎ、豊かな生活環境を創造することを目指し、望ましい河川・海岸等の将来像を実現するための治水事業等を、効率的・効果的に進めるための新技術の開発・導入の指針となる第二次河川技術開発五箇年計画(計画期間:H11〜H15)を策定している。 この計画では<1>「水の循環、土砂の連続性の保全」、<2>「安全な国土形成と危機管理体制の充実」、<3>「河川等の環境の保全と整備」、<4>「歴史・文化特性への配慮」、<5>「アカウンタビリティの向上」を5つの主要課題としており、これらの課題を中心とした河川、ダム、砂防、海岸に係る技術開発の一層の促進を図っている。

<2>公共工事への無人化施工の本格的導入
 雲仙普賢(ふげん)岳火山災害、有珠山火山噴火災害で採用された無人化施工(UCS*3)について、デジタル情報処理技術の高度利用、緊急時の無人化施工ガイドブック作成、汎用化、コスト軽減化を図った機器の整備を行うなど、無人化施工の公共工事への本格的導入を図る。

*2 激特:「河川激甚災害対策特別緊急事業」の略。 復緊事業:「河川災害復旧等関連緊急事業」の略。
*3 UCS : Unmanned Construction System


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