第4 事業の客観性・透明性確保に向けた取り組み
- 新しい政策評価体系を導入・実施し、政策面の改革を強力に推進。具体的には、
「業績測定」、「事前評価」、「プログラム評価」を導入。
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国民の目から見てより分かりやすいものとなるよう成果(アウトカム)で政策を評価。目指す目標を具体的な指標で明示し、その達成度を測定。
【業績測定の実施】 |
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新規施策について、必要性、効率性、有効性を厳しくチェックし、真に必要な施策の企画立案を実施。
【事前評価の実施】 |
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既存施策について、国民の関心の高いテーマ等を選定し、政策の見直し、改善につなげるため総合的で掘り下げた分析・評価を実施。
【プログラム評価の実施】 |
- 平成14年度予算に関しては、予算概算要求及び配分方針の決定に当たり、業績指標を活用するとともに、事業制度の新規創設・拡充等について、事前評価を実施。
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(1)業績測定の導入
予算概算要求及び配分方針の決定に当たって、事業実施により国民等にどのような効果がもたらされるのかをできるだけ直接的に表す指標(アウトカム指標)*11を用いて、事業成果等を表現する政策評価手法を導入。
【政策目標と個別指標の事例】
*11 目標値は、過去のトレンド等から設定したものであり、今後の実績の見込みは、予算の変動等の要因により変化する性格のものである。
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(2)事前評価の概要
新規・拡充施策について、必要性、効率性等の観点から厳しくチェックし、真に必要なものを企画立案。必要性の観点からは、目標と現状の乖離の把握を行い、この原因分析を行うとともに課題の特定を行い、具体的施策を提案。また、効率性については、その施策を行うことによって、どのような効果等があるかを明確化。
【事前評価対象施策】
(3)プログラム評価の概要
既存施策について、国民の関心の高さ、政策課題として重要度等の観点からテーマを選定。今後所定の期間で、第三者から助言等を求めながら、総合的で掘り下げた分析・評価を実施し、今後の政策の見直し、改善につなげる。
【平成13年〜14年実施のテーマ】
テーマ |
概 要 |
ダム事業
(地域に与える様々な効果と影響の検証)
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洪水・渇水被害の軽減・緩和に向けて、ダムによる洪水調節、水の補給及び環境・地域への影響等に関し評価を行い、その効果や今後の課題を明らかにする。 |
河川環境改善のための水利調整
(取水による水無川の改善) |
生態系、景観等が保全された魅力ある河川の復活に向け、発電水利権の調整による河川維持流量の確保策に関し評価を行い、無水・減水区間の解消状況や環境面での効果、今後の課題について明らかにする。 |
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