ホーム >> 政策・仕事  >> 河川トップ  >> ダム  >> ダム事業の紹介

河川局


平成15年12月18日付け読売新聞記事について


 平成15年12月18日付け読売新聞夕刊に、県営大野ダムの建設中止及び水資源開発基本計画(フルプラン)に関する記事が掲載されました。

 同記事は、「新規ダム建設 埼玉県が全面撤退」と題し、
  • 「埼玉県は18日、同県都幾川(荒川水系)で進めていた県営大野ダムの建設を中止し、国の事業への参加も含めた新規ダム計画から全面撤退することを決めた。」
  • 「建設中だった戸倉ダム(群馬県片品村)から撤退するとともに、大野ダムからの利水も不要と最終判断、治水面も代替策で補えるとした。」
  • 国土交通省は、全国の主要7水系のダム事業の根拠となる水資源開発基本計画(フルプラン)について、2012年度までを目標年次とする現計画の全面見直しを最後に、新規計画の作成を断念し、広域的、長期的水資源開発事業から撤退する方針。」
との記述がなされていますが、上記に関する事実関係は以下のとおりです。


  1.  大野ダムについては、国としては既に3年も前に国庫補助事業を中止しています。
     これは、埼玉県が平成12年7月に県事業評価監視委員会の了承を得て、同年11月に国に対して同ダム事業の休止及び国庫補助申請の中止を通知したことから、平成12年度をもって国庫補助事業を中止したものです。

  2.  同記事には、埼玉県が「新規ダム計画から全面撤退することを決めた」との記述がありますが、本年12月に埼玉県が利水撤退を表明したのは戸倉ダムのみです。

  3.  水資源開発基本計画(フルプラン)については、現在、改定済みの吉野川水系を除く6水系(5計画)の計画を見直しているところであり、国から関係都府県に対して依頼中の将来の需給想定調査の結果を受けて、各水系のフルプランを改定する作業が進められています。また、所管部局としては、今後も、経済社会状況の変化等を踏まえ、適宜、見直しや改定を行っていく方針です。



目次に戻る


Copyright© 2007 MLIT Japan. All Rights Reserved.

国土交通省 〒100-8918 東京都千代田区霞が関2-1-3

アクセス・地図(代表電話)03-5253-8111