【背景】 |
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多摩川は、東京都と神奈川県境の川として都市住民の憩いの場として親しまれてきた。1970年代から、都市の中の自然地として、その保護を目的に数多くの市民・住民団体が活動してきた。
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【内容】 |
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多摩川は、年間2000万人以上にも及ぶ人たちに利用され、個々の活動では、流域も含めた広域な対応にも限界があり、市民と市民、市民と行政、企業、学識者との情報、ヒトの交流をつなぐ市民有志による独立した非営利の団体として、1996年に設立した。 |
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多摩川ファンの拡大を目指した「多摩川サロン」「同セミナー」「西暦2000年の多摩川を記録する市民運動」等による人と情報の交流、将来、市民による多摩川の環境保全、管理活動を目指す人材養成として「多摩川学校」「多摩川ふれあい教室」、多摩川の散乱ゴミの収集と調査を目的とした「多摩川クリーンエイド」等の活動主催、事務局機能を担っている。また、通信として「リバーニュース」(隔月刊)、市民の研究を発掘する「多摩川市民論文集」等を発行している。
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【特徴】 |
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多摩川ふれあい教室」では、設備、運営資金を流域自治体と建設省からなる多摩川流域協議会が受け持ち、場所は(財)府中文化振興財団が府中郷土の森を提供し、多摩川センターは、流域の自然・文化に係わる情報の収集・発信等の活動をし、多摩川に関心のある人、多摩川で活動している人・団体の協力、バックアップをしている。 |
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1998年からは、市民と行政のパートナーシップの形成、河川整備計画への市民参加を目的に、官・民・企の3者による「多摩川流域懇談会」を設立し、事務局として日常的な意見交換、情報の共有化を進めている。 |