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河川局



新町川等の再生活動
(環境保全活動と川を活かしたまちづくり活動)

【背景】
 ●  徳島市の中心部を流れる新町川は、昭和40年前後まで流域の工場・家庭からの排水で魚も住めないどぶ川と化しており、昭和40年代中頃から各種の公害規制により少しずつ回復したものの、依然としてたくさんのゴミが浮遊したまま放置されていた。
 ●  阿波おどりのにぎわいが去った後の新町川の惨状を見兼ねて川の掃除を始めたことがきっかけとなり、平成2年3月に「市民の汚した川は市民の手できれいに再生しよう」と、川を愛する有志10名で「新町川を守る会」を結成した。現在、会員数は約220名にのぼっている。

【内容】
 ● 毎月の1日と第三土曜日に河川清掃と毎日曜日に田宮川の土手に整備した花壇の育成を地元町内会と協力して取り組んでいる。
 ● 新町川と支流助任川とに囲まれたひょうたん型の島を舞台に、平成4年に徳島市が策定した「ひょうたん島 水と緑のネットワーク構想」に基き、市が隔週で始めた遊覧ボートの運行を、「新町川を守る会」が毎週開催するとのことで市から事業を委託された。
 ●  その後、「新町川を守る会」で中型艇を購入し、本格的に事業の拡大を行っている。現在では、年間2万人の方々に利用されている。
 ●  広く一般市民や多自然型川づくりの活動団体との連帯を目的とした取り組みとして、以下の主な事業を行っている。
 1.  毎年夏に吉野川沿岸の市民五万人による河川一斉清掃の実施。
 2.  川を生かした徳島の街づくりの情報誌「ひょうたん島」を随時発行。
 3.  毎年クリスマス期間中、「サンタが川からやって来る」と題して、ひょうたん島を周遊し、地域の子どもたちにプレゼント。
 4.  環境啓発イベント「ラブリバーフェスティバル」として、年始の恒例行事である寒中水泳や魚釣り大会などを実施。
 5.  水際にミニFM放送局を開設し、毎土日にユニークな番組を発信。
 6.  吉野川アドプトプログラム、毎月第二日曜日午前中に清掃。

【特徴】
 ● 行政からの委託事業として周遊船の運行を行ったり、行政の依頼を受け、環境啓発イベントに取り組むなど、日常的に行政と協力しながら川づくりに取り組んでいる。
 ● 「新町川を守る会」は平成11年8月にNPO法人として認証された。



船による河川清掃状況

田宮川土手での植裁状況

ひょうたん号の運行状況

サンタが川からやってくる


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