目次 > 第3章 水害・土砂災害の発生要因と社会構造の変化 > 3-1 洪水を受けやすい国土
日本列島は高さ2000mから3000m級の山脈がその中央を縦走しているため、急こう配の河川が多く、河川の延長(長さ)は短く、流域面積も小さい。このため、強い雨が降ると急に河川が増水し、短時間に洪水のピークに達することとなる。
2004年は1時間に50mm以上の強雨が470回も発生し、それまでの記録を更新した。ピンポイントで大雨が襲う局所的
豪雨は降水量が急増することにより、川の流量が一挙に増加し、河川の氾濫の可能性を一層高めることに。
■諸外国と比べて急こう配の日本の河川
国土交通省資料から作成