目次 > 第4章 今後の対策の方向性 > 4-2 自助―情報の活用
気象庁の「アメダス」
気象庁が発表する情報で、東京23区地域の注意報を発令する基準は、1時間あたりの雨量が30mm以上になると「大雨注意報」、50mm以上になると「大雨警報」を発表している。
注意報及び警報を発表する際の基準雨量値は地域によって異なり、総雨量の条件を加味することもある。気象庁ではこのほか、1〜6時間先までの見通しを示す「降水短時間予報」や、数年に一度しか起こらないような猛烈な雨が観測された場合の「記録的短時間大雨情報」なども発表している。情報の入手方法は、TV、ラジオといった従来型のほかに、最近ではインターネット、携帯等でも多くの機関が防災関連情報の提供を行っているので、状況に応じて確実に情報を入手できるように複数の入手先を用意しておくことが重要。また、発表されている情報を生かすには、用語の意味のほか、時間雨量や総雨量によって、どのような危険が生じるのかを知っておくことも大切である。