目次 > 第4章 今後の対策の方向性 > 4-2 自助―情報の活用
2004年10月・台風23号(京都府宮津市)
自然災害による死者の半数は、がけ崩れ、土石流などの土砂災害が原因となっている(1967年〜2001年合計)。
地域によって異なるが、一般的に1時間当たり20mm以上、または降り始めからの雨量が100mm以上となったら、がけ崩れ発生の危険性が増大するため、警戒が必要。
広域的な情報では局所的な土砂災害発生の予測が難しいため、予兆現象に気づいたら自主的に避難することが重要である。
■土砂災害の予兆
●山鳴りがする
●雨が降り続いているのに川の水位が下がる
●川の水が急に濁り、流木が混ざりはじめる
●地面にひび割れができる
●沢や井戸の水が濁る
●斜面から水が吹き出す
●小石がバラバラ落ちてくる