目次 > 第4章 今後の対策の方向性 > 4-5 行政の取り組み(河川管理者の取り組み)
(参考)
国土交通省ホームページ「川の防災情報」
(http://www.river.go.jp/)
全国のリアルタイム雨量や川の水位とともに、ダムの貯水状況などの情報も提供。
ダムの貯水量は、河川の総流量の数%。わずかな貯水容量で洪水を軽減するには、流入量に対するダムの放流量を効率的に調節する必要。
2005年4月に豪雨災害対策総合政策委員会は、「総合的な豪雨災害対策の推進について」を国土交通省に提言。行政が取り組むべき具体的な施策として、計画を超える集中豪雨などへの早急な対応のため、ダムが下流域に対してより効果的な洪水調節機能を発揮できるよう、操作ルールの変更など既存施設の有効活用を求めた。
さらに現在の洪水調節率や今後の貯水可能な水量などの情報のほか、基礎的な情報などを平常時から提供し、緊急時には住民にわかりやすいビジュアルによってリアルタイムに情報を提供するよう求めた。
■日本の河川の総流量と
ダム貯水容量
注1)ダム貯水容量は、1996年4月時点で完成している全ダム(利水ダムを含む)の有効貯水容量の合計とし、治水容量、発電容量を含む。ただし、ここでは湖沼開発施設、調節池、せき等の容量は含まれていない
注2)総流量は、各水系の基準点または河口における過去5年間平均年間流量
国土交通省資料から作成