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河川局


川の漁法



○河川でおこなわれている主な漁法(内水面漁法)を整理しました。
○表示した漁法以外にも、その地域の河川特性に合った様々な漁法が残っています。

 各漁法をクリックすると漁法イメージが表示されます。


整理
番号
漁法の名称 説明 主な対象種 主な漁期
1 鵜飼
(うかい)
鵜などの鳥を水中に潜らして魚をとる漁法。 アユ 夏期
2 ウナギ胴
(うなぎど)
竹などでつくった「胴(どう)」にえさを入れて川底に仕掛け、ウナギをとる漁法。 ウナギ 春期〜夏期
3 ウナギ刺胴
(うなぎさしど)
「胴(どう)」を個々に水深に応じて竹に結びつけて沈めてウナギをとる漁法。 ウナギ 春期〜秋期
4 鵜縄
(うなわ)
縄に鳥(鵜など)の羽根を取り付けて、縄で水面をたたきながら網に魚を追い込んで魚をとる漁法。 アユ 夏期
5 かき倉
(かきくら)
浅い淵に竹や木でやぐらを設け、その中に柴や木枝を積み、魚が休眠する場所を設けて魚をとる漁法。 フナ、コイ、ウグイ、オイカワ 冬期
6 ゴリ押し
(ごりおし)
川底にいるカジカなどを板と追い出し網をつかって魚をとる漁法。 カジカ 通年
7 刺網
(さしあみ)
網に魚をからめてとる漁法。 全漁種 通年
8 叉手網:船上
(さであみ)
船上から、大きな袋網を用いて魚をとる漁法。 サケ、雑魚 夏期〜冬期
9 叉手網:陸上
(さであみ)
陸上から、淵などにいる魚を大きな袋網を用いてとる漁法。 サケ、雑魚 夏期〜冬期
10 敷網
(しきあみ)
水中に沈めた四ッ手網を用いて魚をとる漁法。 シロウオ、サケ 春期、秋期
11 柴ぜき
(しばぜき)
柴などを用いて川を分断し、滞留した魚をとる漁法。 アユ 秋期
12 しば付漁法
(しばつけぎょほう)
縄にくくりつけた雑木をたばねたものを沈めて、そこに入った魚をとる漁法。 ウナギ、エビ 冬期
13 鮭コド漁
(さけこどりょう)
サケの休息するよどみ(こど)をつくり、そこに入ったサケをとる漁法。 サケ 秋期
14 せき筌
(せきうけ)
川に魚を誘導する仕掛けを設けて、中央部に「筌(うけ)」を設置して魚をとる漁法。 アユ、カニ 秋期
15 瀬張網
(せはりあみ)
川に打ち付けた杭に藁をとりつけた縄を張り、仕掛けに魚を誘導してとる漁法。 アユ 秋期
16 投網
(とあみ)
網を広げるように投げ入れて、魚をとる漁法。 全漁種 通年
17 流し網
(ながしあみ)
船を利用し、網を広げて川を下りながら魚をとる漁法。 サクラマス 春期
18 延縄
(はえなわ)
浮標とおもりをつけた縄に多数の釣針をつけた枝縄をつけて魚をとる漁法。 全漁種 通年
19 待網
(まちあみ)
魚が流下できるように川に仕掛けを設け、その隙間に棚を設けて、その上から人が網を用いて魚をとる漁法。 アユ 夏期〜秋期
20 まき網
(まきあみ)
船二艘で網を広げて、川の流れを利用して魚をとる漁法。 マス、サケ、ウグイ、コイ 夏期〜春期
21 巻持網を用いる漁法
(まきもちあみ)
よどみをつくり、河床に四ッ手網や袋網を用いて、魚をとる漁法。 全漁種 通年
22
(やな)
川に魚を誘導する仕掛けを設けて下ってくるアユをとる漁法。 アユ 秋期


※漁法の名称および呼び方の表現は一般的なものを用いて記載しています。地方によっては名称お
 よび呼び方が異なる場合があります。

◆参考文献
水産庁「内水面漁具・漁法 図説」 1996




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