建設省が所管する淀川水系安威川の安威川ダム(大阪府)について、水源地域対策特別措置法第4条第3項の規定に基づき、水源地域整備計画が決定された。
大阪府知事が作成した水源地域整備計画案を、平成12年7月24日付けで建設大臣より内閣総理大臣あて提出していたところであるが、今般、国土庁による関係省庁との協議が整い、平成12年9月13日付けで計画が決定された。
今回の決定により、水源地域整備計画の数は82ダム及び1湖沼水位調節施設(建設省所管は74ダム及び1湖沼水位調節施設)となる。
(水源地域対策特別措置法の概要については、
資料を参照)
■淀川水系安威川安威川ダムに係る水源地域整備計画の概要
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整備計画作成の意義 |
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安威川ダムは、淀川水系安威川(あいがわ)の大阪府茨木市大字生保、安威地先及び大門寺地先に、洪水調節、既得取水の安定化及び河川環境の保全並びに水道用水の確保を目的として建設される多目的ダムである。
この計画は、本ダムの建設により総面積約106.7・(うち農地面積約35.8・)、住宅49戸が水没することとなるため、その周辺地域の生産機能又は生活環境に及ぼす影響を緩和し、関係住民の生活の安定と福祉の向上を図ることを目的として、本ダムに係る水源地域において、生活環境、産業基盤等を計画的に整備しようとするものである。 |
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整備事業 |
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1)土地改良事業、
2)治水事業、
3)道路の整備に関する事業、
4)下水道の整備に関する事業、
5)宅地造成の事業、
6)林道の整備に関する事業、
7)スポーツ又はレクリエーションの用に供する施設の整備に関する事業、
8)消防施設の整備に関する事業 |
(3) |
予定工期 |
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おおむね平成12年度から平成20年度までを目途とし、弾力的に執行するものとする。 |
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経費の概算額 |
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約234億円 |