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記者発表


平成12年度雪崩防災週間の実施について




平成12年11月29日
建設省砂防部
傾斜地保全課
 日本は、世界でも有数の雪の多い国で、国土の半分以上が豪雪地帯に指定され、そこに約2,100万の人々が生活を営んでいます。近年、日本では幸いにも集落において雪崩による大きな災害報告は、ほとんどありません。しかし、本年3月に岐阜県上宝村において日本では観測史上最大級の雪崩が発生し、不幸にして2名の方が亡くなられました。この雪崩は、集落の手前でとまりましたが、雪崩により大きな被害が日本でも起きる可能性を再認識させるものでした。
 建設省及び都道府県は、雪崩から人命を守るため、雪崩防止施設によるハード対策を実施しています。しかし、雪崩による災害をなくすためには、雪崩災害に対する国民の理解と関心を高めることにより、人命・財産の被害の防止軽減に努めるソフト対策が大切です。そのため、平成元年より毎年12月1日から7日を「雪崩防災週間」として雪崩災害の防止に努めています。
 本年は特に、最近の特徴として冬のレジャー中の雪崩災害が増加する傾向にあることから、国や都道府県では関係団体の協力を得て関係住民だけでなくスキー、山岳登山等の冬のレジャーに訪れる人々に対しても雪崩に関する知識の普及や防災意識の向上を図ります。


○平成12年度雪崩防災週間

    期間: 平成12年12月1日(金)から12月7日(木)まで
    主催: 建設省・都道府県
    後援: 北海道開発庁、国土庁、消防庁、(社)砂防学会、全国スキー安全対策協議会、全国雪寒地帯対策協議会、全国特別豪雪地帯市町村協議会、全国雪対策連絡協議会、(財)全日本スキー連盟、(財)日本鋼索交通協会、(社)日本山岳協会、(社)日本新聞協会、(社)日本雪氷学会、日本放送協会、(社)日本民間放送連盟、日本雪工学会
    協賛: (財)河川情報センター、(社)建設広報協議会、砂防広報センター、(財)砂防・地すべり技術センター、(財)砂防フロンティア整備推進機構、(社)地すべり対策技術協会、(社)全国治水砂防協会、全国地すべりがけ崩れ対策協議会、(社)雪センター


○平成12年度雪崩防災シンポジウム

    雪崩防災週間の関連で全国的な広報活動の一環として実施している雪崩防災シンポジウムが下記のとおり開催されます。

    「平成12年度雪崩防災シンポジウム」(参加無料)
    会 場: 横田町コミュニティセンター
    (島根県仁多郡横田町大字横田1037)
    テーマ: 「神話の里(ふるさと)の雪は美しくも激しく」
    〜安全を支え、伝統文化を受け継ぎ夢を育てる〜
    主 催: 国土交通省・島根県
    協 力: 島根県仁多郡横田町
    参加者: 一般、防災関係者
    ☆平成13年2月1日(木)
    11:00 開場・受付開始
    12:30 開  会
    主催者挨拶 国土交通大臣
    開催県挨拶 島根県知事
    開催町挨拶 横田町長
    雪崩災害防止功労者表彰

    特別講演  島根県女子短期大学学長  藤岡大拙
    ワークショップ
    雪について (馬木小学校)
    38豪雪 (横田高校)
    伝統文化の継承 (横田中学校)
    郷土の夢 (地元関係者)
    コーディネーター: 山田美也子
    (文化キャスター)
    パネリスト: 新田隆三
    (信州大学農学部教授)
    福島敦子
    (キャスター、エッセイスト)
    中津恵吉
    (横田町長)
    コメンテーター: 森 俊勇
    (国土交通省砂防部長)
    ☆平成13年2月2日(金)
      現地見学会(有料)
    六日市地区(仁多郡横田町)



この件に関する問い合わせ先
建設省砂防部傾斜地保全課 03−3580−4311(代表)
03−5251−1887(直通)
課長補佐 栗原 淳一(内3484)


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