１．事業の概要
　１）位　置：島根県江津市
　２）河川名：江の川水系江の川（下流）
　３）諸　元：形　　式：宅地嵩上げ
　　　　　　　延　　長：６５０ｍ
　４）総事業費：約１８億円

２．目的、必要性
　１）目　的：浸水被害の軽減
　２）必要性：
・江の川下流域に位置する川平地区は、江の川と背後山地に挟まれた狭隘部に位置しており、昭和５８年の洪水では集落のほぼ全家屋が浸水被害を受けるなど、毎年のように被害に見舞われている。そのため、土地利用と水害防御の観点から宅地嵩上げを実施し被害の軽減を図る必要がある。

３．費用効果分析の結果
　治水経済調査マニュアル（案）に基づいて分析

便益(B)	費用(C)	事業効果(B/C)
35.7億円	16.6億円	2.15

４．検討
　以下の評価項目及び上記の費用対効果分析結果を総合的に判断の上、採択。

河川名

災害発生時の影響(想氾区域内)

過去の災害実績(過去10ケ年間)

浸水戸数(戸)

軒下浸水戸数(戸)

農地面積(ha)

重要公共施設

災害弱者施設

浸水回数(回)

最大浸水戸数

最大軒下浸水数

最大孤立戸数

最大浸水農地面積(ha)

避難勧告(回)

重要公共施設

災害弱者施設

交通遮断時間

江の川下流 (島根県)

41

41

3

4

有

6

10

0

32

2

無

1

無

24

事業の緊急度		災害発生の危険度					水系上重要	地域開発の程度		情報提供	評点
被害実績	水防活動(回)	現在流下能力の割合	現状の安全度	災害危険区域	高齢化率(%)	構造物経過年数	上流区域の浸水戸数	想氾区域内宅地予定面積(ha)	流域内開発予定面積(ha)	ハザードマップの公表
有	2	0.66	5年未満	有	38.3	-	424	0	0	無	30

５．日程・手続き
　平成１３年度　用地補償着手予定

６．関係者の意見
　洪水被害の軽減を図るため、地元自治体及び関係団体から強い要望がある。