1.事業の概要
1)位 置:大分県安岐町
2)整備内容:人工リーフ等
3)総事業費:約32億円
2.目的、必要性
1)目 的:高潮、波浪等による被害の防止及び良好な海岸環境の整備
2)必要性:
安岐海岸は、伊予灘に面した国東半島に位置し、海水浴やマリンレジャーの盛んな海岸で、背後には民家や大分空港と大分・別府両市を結ぶ重要な路線である国道213号が控えているが、頻発する台風時には高潮による浸水被害や国道の通行支障が生じている。
このため、高潮対策の実施による、被害の防止とともに、背後の公園整備等と一体となった利用しやすい海岸整備が急務となっている。
3.費用効果分析の結果
海岸省庁で作成した「海岸事業の費用対効果分析手法」に基づいて分析。
総便益(B) |
総費用(C) |
費用対効果(B/C) |
4,370百万円 |
2,811百万円 |
1.55 |
4.検討
以下の評価項目及び上記の費用対効果分析結果を総合的に判断の上、採択。
前提条件 |
災害発生時の影響 |
過去の災害実績 |
地域開発の状況 |
関連事業との整合 |
地元の協力体制 |
浜辺の利用 |
総合評価 |
採用基準を満たしている等 |
B/C |
該当地域に対する影響 |
広域的な影響 |
過去10年間の災害実績 |
地域の振興計画への位置付け |
関連計画の整備状況 |
愛護・防災等の活動状況 |
海浜利用の状況 |
A |
a |
b |
評価結果 |
○ |
1.55 |
東国東地域消防本部・安岐出張所 |
国道213号 |
通行止め10回 |
「安岐町第二次総合計画」で重点整備事業 |
「海岸部環境整備事業」実施中 |
清掃活動 |
・ボードセーリング大会
・サーフィン
・海水浴 |
1 |
3 |
2 |
最優先 |
評価 |
各項目 |
A |
A |
a |
b |
a |
a |
b |
大項目 |
A |
a |
b |
a |
a |
b |
※大項目にて総合評価
5.日程・手続き
平成13年度 人工リーフの整備に着手予定。
6.関係者の意見
台風による高潮被害防止と一層の海岸利用促進のための海岸整備の実施について、地元自治体等から強い要望がある。