国土交通省では、毎年、全国で発生した水害による被害状況を「水害統計」として取りまとめています。
今回、平成13年に発生した水害による被害状況を取りまとめましたので、お知らせします。
なお、今回算出した被害額は、各都道府県から報告された被害家屋棟数等及び平成12年各種資産単位当たり評価額をもとに算出した速報値です。このため、最終的に被害額が確定するのは秋頃となる予定です。 |
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1.平成13年の全国の水害被害額は約3,066億円 |
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・一般資産等被害額・・・・・・・約607億円(19.8%)
(家屋・家庭用品、事業所の償却・在庫資産、農作物等)
・公共土木施設被害額・・・・・約2,431億円(79.3%)
(河川、道路等)
・公益事業等被害額・・・・・・・約27億円(0.9%)
(鉄道事業者、電力事業者等の保有する固定資産への被害額と営業停止損失の合計) |
【都道府県別内訳は図−1】 |
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2.平成13年の水害の特徴 |
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全般的被害は小規模であったものの、局地的被害が多発
昨年の出水期(6月〜10月)の降水量はほぼ平年並みであったが、紀伊半島に上陸した台風11号、伊豆半島から上陸して東北地方を北上した台風15号、南西諸島に停滞した台風16号、西日本の太平洋側を中心とした9月の豪雨などにより、南西諸島、西日本、関東甲信の一部で、平年を上回る降水量を記録した。
それに伴い局地的被害が多発し、沖縄県、高知県、和歌山県、群馬県などでは平年の2倍程度の被害が発生した。 |
【各年の被害額推移は図−2】 |
【異常気象別被害額は図ー3】 |