☆平成13年度は、16ダムで河川環境の保全・改善のための放流実施
☆平成14年度は、全国の20ダムにおいて実施予定
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ダムの弾力的管理とは、洪水調節に支障を及ぼさない範囲で、洪水調節容量の一部に流水を貯留し、これを適切に放流することにより、ダム下流の河川環境の保全、改善を図るものです。
国土交通省では、平成12年度に「ダムの弾力的管理指針(案)」を定め、弾力的管理試験を14ダムにおいて開始しました。
平成13年度は20ダムで弾力的管理試験を行い、うち16ダムでダム下流の河川環境の保全・改善のための放流を実施し、その効果について調査も併せて実施しました。
<弾力的管理試験による放流効果事例>
寒河江ダム(東北地方整備局)
フラッシュ放流による河床に堆積したシルトの流掃
三春ダム(東北地方整備局)
フラッシュ放流による河床の堆積物及び水面の浮遊物の流掃
水の臭気及び景観阻害の解消
漁川ダム(北海道開発局)
維持流量の放流による水流の波立ちや水面幅の拡大等の景観上の改善
アンケートでは、景観が「十分回復した」、「やや回復した」との回答が93%
活用放流を「続けてほしい」との回答が93%
真名川ダム(近畿地方整備局)
維持放流の増強よるダム下流の減水区間において早瀬の分布面積の増加
アユのはみ跡が拡大
平成14年度においては、昨年と同じ20ダムで弾力的管理試験をするとともに、引き続き、維持流量の放流及びフラッシュ放流等の活用の効果検証を行うこととしています。
●弾力的管理試験(PDFファイル 173KB)
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(問い合わせ先)
国土交通省河川局河川環境課 |
流水管理室 |
課長補佐 |
谷田 広樹 |
(内35492) |
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流水計画係長 |
三宅 和志 |
(内35484) |
TEL 代表03-5253-8111 (直通 03-5253-8449) |
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