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河川局

Topics 記者発表


「ダム管理用制御処理設備 標準仕様 検討委員会」
の設置について




平成14年8月20日
 国土交通省 河川局


1.委員会の目的

 現在、国土交通省所管の各ダムにあっては、洪水時のダム管理、平水及び渇水時のダム管理など、ダム貯水池を総合的に管理しダム機能を確保するため、「ダム管理用制御処理設備」を設置しています。
 この「ダム管理用制御処理設備」(通称:ダムコン)は、ダム管理において必要となる情報の収集、演算、表示・記録とともに、ダム操作員が放流設備の操作及び関係機関への情報伝達などを行うための中枢を担う重要設備です。
 これからのダム管理は、ダムという既存ストックを、発展の目覚しいIT等を活用しながら、より安全に、低コストで効率的に、社会情勢の変化に応じて、管理・運用していくことが重要であり、昨年7月に「新しい時代のダム管理を考える研究会」(座長:中川博次 立命館大学教授)からも、ダムからの情報提供のあり方、今後のダムの管理体制のあり方とともに既存ダムの有効利用のあり方等について報告・提言を受けたところです。
 この報告・提言を受け、新しい時代のダム管理に向けて「ダム管理用制御処理設備」の機能仕様、装置仕様を見直し、安全性、効率性を確保しつつ適切な仕様に改めていく必要があります。
 また、平成14年4月に発生した中部電力(株)駒場堰堤の洪水吐ゲートの異常作動は、コンピュータに組み込まれたプログラムの一部の欠陥と操作員の操作対応が不適切であることが原因であり、このことからも「ダム管理用制御処理設備」の重要性が再認識されています。
 このため、国土交通省河川局では、新しい時代のダム管理に適応した「ダム管理用制御処理設備」の標準仕様を研究し提案するため、6名の有識者等から構成される『ダム管理用制御処理設備 標準仕様 検討委員会』を設置します。

2.『ダム管理用制御処理設備標準仕様検討委員会』名簿 (五十音順、敬称略)

  〇新   誠一     東京大学大学院情報理工学系研究科 助教授
  〇角   哲也     京都大学大学院工学研究科土木工学専攻 助教授
  〇花籠 秀輔     (社)ダム・堰施設技術協会 専務理事
  〇原田 讓二     (財)ダム水源地環境整備センター 理事
  〇正林 啓志     (社)建設電気技術協会 専務理事
  〇松尾 直規     中部大学土木工学科 教授

3.委員会の今後の予定

 『ダム管理用制御処理設備 標準仕様 検討委員会』では、平成14年度、平成15年度の2ヵ年で「ダム管理用制御処理設備」の有する問題点を把握・分析し、新たな標準仕様書の考え方を明らかにするとともに、多様なニーズに対応したダム管理業務や遠隔操作への対応、個別ダムの問題等に対処できる、低コストで効率的な標準仕様を検討していく予定です。

4.第1回委員会の開催

 第1回委員会を以下のとおり開催します。第1回委員会においては、現在の標準仕様の考え方、特徴を把握するとともに新しい仕様の作成に関する作業方針を議論する予定です。

  開催日時:平成14年8月21日(水)
         午前10時30分〜午後12時30分
  開催場所:国土交通省(3号館) 4F 特別会議


問い合わせ先
  国土交通省(代表 03−5253−8111)
   河川環境課課長補佐  谷田(内35492) (直通 03−5253−8449)
 

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