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委員会開催の背景・目的



 技術環境や産業構造の変革等を背景に、多くの歴史的土木構造物が撤去、改変されていく中で、国土の礎となった歴史的土木構造物に対する関心や、それらを保存活用する機運が各地で高まりを見せています。このような状況を踏まえ、文化庁では近代化遺産の全国調査や文化財指定・登録を推進し、土木遺産となる施設の保存活用による各地の特色ある地域づくりが具体的に実施・検討されています。

 一方、山林の過度の伐採に起因した山地の荒廃と土砂流出への対策として、古くは江戸期から各地で砂防工事が実施されており、こうした砂防施設の中には歴史的価値を有し、地域の貴重な土木遺産となるものが少なくありません。歴史的砂防施設及び周辺環境を整備し、地域の活性化に資する事業の実施について、地方公共団体からの要望が増加しており、平成14年11月現在で、34件の砂防施設が文化財登録されています。

 このような状況の中、地域活性化に資する有益な資産として、歴史的砂防施設の実態を把握するとともに、適切な保存・活用及び周辺環境の整備のあり方について調査し、その考え方・方針を示すことが必要になってきています。

 本委員会は、文化庁と国土交通省が共同で開催するもので、学識経験者、一般有識者、行政関係者10名から構成され、「歴史的砂防施設の文化財としての現状」、「歴史的砂防施設の評価」、「歴史的砂防施設の保存」、「歴史的砂防施設の利活用」などの観点から検討し、中山間地域活性化の推進に資するための歴史的砂防施設の保存活用に関するガイドラインをとりまとめることを目的としています。


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