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河川局

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記者発表

平成13年度全国一級河川におけるダイオキシン類に関する
実態調査等の結果及び今後の対応について



平成14年12月6日
河川局河川環境課

国土交通省では、全国一級河川直轄管理区間において、ダイオキシン類の水質・底質中の実態を把握するとともに、河川における今後の監視や汚染除去方策等のあり方について検討資料を得ることを目的に、ダイオキシン類調査を平成11年度より実施しており、今般平成13年度の調査結果及び今後の対応を取りまとめたので公表する。

1.13年度実態調査結果
 全国の一級河川直轄管理区間において、水質235地点及び底質237地点の調査を実施した。
 水質の環境基準の値(1pg-TEQ/l)を超えた地点は2河川2地点であった。参考資料-1 12頁 表5.1及び表5.2参照)
 底質の環境基準の値(150pg-TEQ/g)を超えた地点は無かった。参考資料-1 19頁 表5.4参照)なお、綾瀬川八条大橋左岸で汚染分布特性を把握するための調査において、53cm以下の下層に300pg-TEQ/gを超える高い濃度のダイオキシン汚染が見つかった。参考図−1 地点

2.今後の対応
(1) 平成11年度から13年度の調査結果を踏まえとりまとめた「ダイオキシン類常時監視の考え方(案)」(参考資料-1 58-63頁参照)に従い、平成14年度の一級河川直轄管理区間(252地点)の水質、底質ダイオキシン類調査を行なう。また上記調査結果等から本年度、常時監視に関するマニュアルをとりまとめる予定。
(2) 本年7月にダイオキシン類による水底の底質の汚染に係る環境基準(150pg-TEQ/g)が設定され、これを上回る底質については浚渫等の対策を可及的速やかに講じる必要がある。このため、底質における汚染範囲確定方法と浚渫等の底質除去対策の安全な実施方法に係る検討を行ない、本年度、汚染底質対策に関するマニュアルとして取りまとめる予定。またマニュアル作成のための基礎資料を得ることを目的に本年度以下の調査を行なう。
  神崎川(大阪府)における調査
大阪府の常時監視において、底質環境基準値(150pg-TEQ/g)を超える地点が複数見られた神崎川で、ダイオキシン類による底質汚染範囲確定のための調査を実施し、汚染範囲確定方法の検討を行なう。(参考図−2
  綾瀬川(埼玉県)における調査
綾瀬川の直轄管理区間において、浚渫に伴うダイオキシン類の拡散の状況及び汚濁防止フェンスの効果を把握するための調査を行ない、二次汚染防止手法の検討を行なう。(参考図−3
 
【参考資料−1 平成13年河川におけるダイオキシン類に関する実態調査等の結果について】
 (PDFファイル 590KB)
【参考資料−2 平成13年度河川におけるダイオキシン類に関する実態調査結果】
 (PDFファイル 823KB)

問い合わせ先 河川局河川環境課  課長補佐  辻原 浩(内線35452)
 水理水質係長  牛膓 宏(内線35353)
 代表電話  03-5253-8111
 夜間直通  03-5253-8447


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