提言の主なポイントは、
|
(1) |
計画段階という情報が限られている中で、これまでの河川管理で蓄積されていた測量データや文献などを活用し、複数案を作り複数案毎の影響分析を行う手法について具体的に示したこと。
〜例えば以下のようなポイント〜 |
◆ |
過去の測量データを活用し、河床変動計算などを行うことで、河道の経時変化や河床構成材料など「河川の物理的化学的環境」の変化を予測することが可能であることを示した。 |
◆ |
その上で、「河川の物理的化学的環境」と「生物の生息・生育環境」の相互関係の分析による、生態系、動物・植物への影響予測手法を示した。 |
(2) |
計画段階における環境面からの分析結果を的確に計画策定の意思決定に反映させるため、また地域住民等との間で意思疎通を円滑に図るため、スコーピング(※)を行うこと、また分析結果を記した「分析報告書」を作成、公表し、意見収集することを提案したこと。 |