1.概要 |
平成11年7月に成立したダイオキシン類対策特別措置法に基づき、水質及び底質に関する環境基準が定められたことに伴い、河川管理者としての河川、湖沼の水質、底質に関するダイオキシン類の監視及び対策の方法についてまとめたもの。
今後、一級水系直轄区間に関するダイオキシン類の監視、対策はこれらに沿って行うとともに、都道府県にも参考として周知。
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2.具体的内容と特徴 |
1)「河川、湖沼等におけるダイオキシン類常時監視マニュアル(案)」 |
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(内容)
河川等においてダイオキシン類を常時監視するに当たり、・監視地点及び頻度の考え方、・精度管理の方法 等についてまとめたもの。
(特徴)
・調査結果の公表を位置付けた。
・専門家等からなる「ダイオキシン類精度管理委員会」(別紙1)の指導、助言を得て精度管理の考え方を整理した。
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2)「河川、湖沼等における底質ダイオキシン類対策マニュアル(案)」 |
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(内容)
監視マニュアルに基づく監視等により、河川等において基準を超えるダイオキシン類が検出された場合における、・対策範囲の確定の方法、・対策工法、・対策を実施する際の留意点及び監視のあり方 等についてまとめたもの。
(特徴)
・学識経験者等からなる「流域水環境研究会」(別紙2)の指導、助言を得て策定した。
・工事の実施及び調査結果についての公表を位置付けた。
・工事中も水質を監視し、必要に応じ工事を中断し点検することを規定した。
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3.今後の対応 |
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・常時監視マニュアルに沿って、全国およそ500の地点において平成15年度秋期より調査開始。 底質対策マニュアルについては、平成15年度から実施する工事から適用する。
・また、平成15年度から、最終処分技術に関する検討を開始し、マニュアルとして取りまとめる予定。 |