(1)水質調査地点
○調査地点は 1,094地点 一級河川の直轄管理区間約10Kmに1ヶ所の割合で実施
・一級河川の直轄管理区間の河川延長約10,500km(平成14年4月現在)に対して水質調査地点は1,094地点設けており、平均的には河川延長約10kmに1ヶ所の割合で水質調査を実施している。
(2)水質調査結果
○平成14年に環境基準を満足している地点の割合は、85%と前年より2%増、近年やや増加の傾向
・生活環境の保全に関する環境基準の項目のうち、有機汚濁の代表的な水質指標であるBOD(生物化学的酸素要求量)及びCOD(化学的酸素要求量)をみると、平成14年に環境基準を満足している地点の割合は85%となった。
・平成14年の年間総流出量は前年と比較するとわずかに減少しているものの、環境基準を満足する地点の割合は前年とほぼ同じであり、近年はやや増加傾向を示している。
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図−3 一級河川(湖沼等を含む)において環境基準を満足している地点の割合と
年間総流出量の経年変化(全国) |
○環境基準を満足している地点の地方別割合はおおむね前年と同じ
・環境基準を満足している地点の割合を地方別にみると、北陸、中部の順で大きく、関東、近畿、中国、四国でその割合が小さい。
・ 前年との比較では、満足している地点の割合は近畿、中国、四国で減少し、その他の地方では同程度か増加しており、特に関東では10ポイント増加している。 |
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