先週末からの降雨によって、7月3日までに、中国・四国地方など7水系で取水制限が一時的に解除されました。
各地で降雨がありましたが、ダム貯水池の回復が十分ではない地域もあり、四国の吉野川、那賀川(徳島県)、東海地方の櫛田川(三重県)、豊川(愛知県)などでは、引き続き注意が必要です。
【取水制限を一時解除した一級水系(7水系)】
7月1日 加古川(兵庫県)、日野川(鳥取県)
7月2日 高梁川(岡山県)、吉野川(四国)、
仁淀川(高知県)、山国川(大分県)
7月3日 物部川(高知県)
【取水制限を継続している一級水系(14水系)】
利根川水系渡良瀬川(群馬県、栃木県)、大井川(静岡県)、
天竜川(静岡県)、豊川(愛知県)、矢作川(愛知県)、
木曽川(岐阜県、愛知県)、宮川(三重県)、櫛田川(三重県)、
雲出川(三重県)、紀の川(和歌山県)、淀川水系宇陀川(奈良県)、
那賀川(徳島県)、吉野川水系銅山川(愛媛県)、
重信川水系石手川(愛媛県)
【今後の見込み】
本日も降雨が続いており、今後、その他の水系でも取水制限の一時解除が期待されます。気象庁の週間天気予報では、この先一週間も西日本から関東にかけて曇りや雨の日が多くなると予想されています。
ただし、徳島県の那賀川(長安口ダム)や吉野川(早明浦ダム)、三重県の櫛田川(蓮ダム)など東海地方の河川では、ダムにおける貯水の回復が十分ではなく、今後とも渇水に対する注意が必要です。
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