先週末からの降雨によって、7月8日までに、中国・四国地方など13水系で取水制限が解除されました。
各地で降雨がありましたが、ダム貯水池の回復が十分ではない地域もあり、四国の吉野川(早明浦ダム)で本日より取水制限を再開したほか、徳島県の那賀川、三重県の櫛田川や雲出川など、8つの水系で渇水状態が続いています。
【取水制限を解除した一級水系(13水系)】 (※印は一時解除)
7月1日 加古川※(兵庫県)、日野川※(鳥取県)
7月2日 高梁川(岡山県)、仁淀川(高知県)、
山国川(大分県)
(吉野川水系吉野川※(四国;本日(8日)から再開))
7月3日 物部川(高知県)
7月4日 天竜川(静岡県)、矢作川(愛知県)、
重信川(愛媛県)、木曽川水系揖斐川(岐阜県)
7月5日 淀川水系宇陀川(奈良県)
7月8日 利根川水系渡良瀬川※(群馬県、栃木県)、
大井川(静岡県)
【取水制限を継続している一級水系(8水系)】
豊川(愛知県)、木曽川水系木曽川(岐阜県、愛知県)、
宮川(三重県)、櫛田川(三重県)、雲出川(三重県)、
紀の川(和歌山県)、那賀川(徳島県)、
吉野川水系(吉野川(徳島県、香川県)及び銅山川(愛媛県))
【今後の見込み】
気象庁の週間天気予報では、この先一週間も西日本から東海地方にかけて曇りや雨の日が多くなると予想されています。
ただし、四国から東海地方にかけては、ダムにおける貯水の回復が十分ではない地域があり、今後とも渇水に対する注意が必要です。
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