- 平成17年には、9月上旬の台風第14号に伴う豪雨などにより、宮崎県や東京都を始めとして全国各地で大規模な水害が発生しました。
- これらの水害により、死傷者数が約290名、被災建物棟数が約3万7千棟に上るなど甚大な被害が発生しています。
- 平成17年の水害被害額について、建物被害等の直接的な物的被害
について速報値を取りまとめた結果、全国で約4,894億円となりました。これは、平成8年からの過去10年間で5番目に大きな被害額になります。
また、台風14号に伴う豪雨による水害被害額(約3,565億円)が、7割強(72.8%)を占めています。
国土交通省河川局では、毎年、都道府県、市区町村等の協力のもと、水害による被害額等を「水害統計」として取りまとめていますが、「平成17年水害統計」の最終的な取りまとめ結果の公表は、平成18年度末になる予定です。
このため、平成17年の水害による被害額等の速報値を取りまとめ、公表することとしました。
今後、最終的な取りまとめに向けて、水害被害額の算出に当たって使用する係数(都道府県別家屋1m2当たり評価額等)の平成17年単価の設定や都道府県からの報告内容の更なる精査等の集計作業を引き続き行ってまいります。
<参考資料>
・平成17年の水害被害額の速報値(全国・都道府県別)について(PDFファイル 208KB) |