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記者発表 |
同時発表:気象庁記者クラブ |
平成19年4月11日 |
国土交通省、気象庁及び各都道府県は、洪水予報を行う河川とその区間を指定し、洪水のおそれがある場合に共同で洪水予報を発表しています。
洪水等が発生した際、地域住民のより的確で安全な避難実施のためには、河川の危険の状況等の防災情報が、迅速に伝達されるだけでなく、受け手や伝達者である住民や市町村の防災担当者、報道機関に正確に理解され、的確な判断や安全な行動につながる情報の内容や表現であることが極めて重要です。
このため、国土交通省河川局及び気象庁では、「洪水等に関する防災用語改善検討会」を設置し検討を行ってきましたが、昨年6月に検討委員会の提言が「洪水等に関する防災情報体系のあり方について」としてとりまとめられ、これに基づき、「洪水等に関する防災情報体系の見直し実施要領」(平成18年10月1日国河情第3号河川局長通知)を定め、洪水予報の発表形式を改善することとしました。
今回の改善の主なポイントは以下のとおりです。【参考1〜4参照】
【参考1】 (PDF 54KB) 【参考2】 (PDF 135KB) 【参考3】 (PDF 129KB) 【参考4】 (PDF 104KB)
1. | 市町村や住民がとるべき避難行動等との関連が理解しやすいように、洪水予報の標題と水位の名称を洪水の危険に応じてレベル化します。危険レベル毎の標題とそれに対応する水位等は以下のとおりです。
レベル5 標題:はん濫発生情報 状態:はん濫発生 |
2. | 洪水予報の内容を理解しやすくするため、発表内容を要約した見出し文(40文字以内)を新たに付けます。 |
今回の改善は、国土交通省及び気象庁が共同で発表する予報については、平成19年4月19日以降実施します。
都道府県及び気象庁が共同で発表する予報の改善については、都道府県により、@今年度から改善を実施するところ、A今年度は「洪水予報の標題の変更」のみの暫定的な改善とし「見出し文の付加」及び「水位名称の変更」など残りの改善は来年度以降に実施するところ、B来年度以降に改善を実施するところと対応が異なります。今年度の実施時期及び改善内容並びに来年度以降の改善スケジュール及び改善内容については、各都道府県から別途お知らせする予定です。
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