西日本を中心に渇水傾向となっており、現在、全国の一級水系109水系のうち7水系(那賀川水系、吉野川水系、重信川水系、物部川水系、宮川水系、櫛田川水系、日野川水系)で取水制限が実施されています。
【降雨の状況】
先週後半からの降雨により那賀川水(長安口ダム・小見野々ダム)等で貯水量が回復していますが、依然として厳しい状況は続いており、取水制限は継続しています。
【新たに取水制限の開始等をした河川(前回記者発表(6月13日)以降)】
愛媛県の重信川水系石手川で、6月15日より取水制限強化
徳島県・香川県の吉野川水系吉野川で、6月17日より取水制限強化
徳島県の那賀川水系那賀川で、6月19日より取水制限緩和
【渇水の影響】
吉野川では、早明浦ダムの貯水量の低下に伴い6月17日から徳島用水・香川用水で取水制限を強化しており、香川県内の6市3町で減圧給水が行われています。重信川水系石手川では、6月15日から取水制限を強化しており、松山市で減圧給水が行われています。
【今後の見通し】
気象庁の西日本の少雨に関する全般気象情報(6月18日発表)では、向こう1週間、西日本では平年程度の降水が見込まれるものの、これまでの状況を直ちに解消するには至らない見込みとなっています。今後も渇水に対する注意が必要です。
本日、四国を中心とした厳しい状況にある渇水問題に対応するため、渇水対策関係省庁会議が開催され、渇水情報の収集・交換及び意見交換を行いました。
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