西日本を中心に渇水傾向となっており、現在、全国の一級水系109水系のうち6水系(那賀川水系、吉野川水系、重信川水系、宮川水系、櫛田川水系、日野川水系)で取水制限が実施されています。
【降雨の状況】
先週からの降雨により貯水量が回復していることなどから物部川水系(永瀬ダム)の取水制限は解除されました。
ただし、ダムの貯水量の回復が十分ではない水系においては取水制限を継続しています。
【新たに取水制限の開始等をした河川(前回記者発表(6月20日)以降)】
愛媛県の重信川水系石手川で、6月22日より取水制限強化
徳島県・香川県の吉野川水系吉野川で、6月22日より徳島用水の取水制限強化(取水制限に加えて自主節水の実施による)
高知県の物部川水系物部川、6月26日に取水制限解除
【渇水の影響】
吉野川では、早明浦ダムの貯水量の低下に伴い徳島用水・香川用水で取水制限が行われており、香川県内の6市3町で減圧給水が行われています。重信川水系石手川では、6月22日から取水制限を強化しており、松山市で減圧給水が行われています。
【今後の見通し】
気象庁の西日本の少雨に関する全般気象情報(6月25日発表)では、向こう1週間、西日本では平年並か平年より少ない降水が予想されることから、これまでの状況を直ちに解消するには至らない見込みとなっています。今後も渇水に対する注意が必要です。
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