○国土交通省では、昭和33年から一級河川(直轄管理区間)において水質調査を実施しています。平成18年(1月〜12月)の全国一級河川109水系における水質状況等については今年8月にとりまとめ、「全国一級河川の水質現況」として評価・公表したところです。
(https://www.mlit.go.jp/river/press_blog/past_press/press/200707_12/070821/index.html)
○今後の河川水質の評価の充実に向けた新たな2つの取組について、中間報告いたします。
取組1 河川水質を多様な視点で総合的に評価する「今後の河川水質管理の指標」による調査を行ってきましたが、湖沼についても多様な視点で水質を評価するため、「新しい水質指標(湖沼)(素案)」を検討し、初めて全国の代表的な湖沼(ダム貯水池含む)において試行的に調査し、春季〜秋季の結果をとりまとめました。とりまとめにおいては、従来の代表的な水質指標であるCODによる評価とは異なる評価が得られました。
取組2 一級河川の水質を縦断的に評価するため、平成18年「全国一級河川の水質現況」一級河川BOD平均水質ランキングにおけるベスト5・ワースト5河川を対象に、国土交通省・地方公共団体等による平成18年度公共用水域水質測定結果に基づき、水質マップを作成しました。この結果、有機汚濁の負荷のかかり方がより分かりやすくなりました。
○今後とも水質状況等の把握に努め、これらの結果を活用し、水質の維持、改善に取り組む予定です。 |