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記者発表
平成18年度「河川水辺の国勢調査」結果の概要について
 
平成20年4月25日
     国土交通省河川局


国土交通省では、河川環境の整備と保全を適切に推進するため、河川における生物相を定期的、継続的、統一的に把握することを目的として、河川、ダムにおける生物調査等を行う「河川水辺の国勢調査」を平成2 年度より実施しています。

本調査はこれまでに5年を1巡として15年にわたって、魚などの水中生物のみならず、水辺や河原の植物や動物も対象として、河川における生物相の基礎データを体系的に取得してきました。

そのなかで、以前まで分布が確認されていなかった地域における種の初確認など、学術上貴重なデータも得られています。また、これまで蓄積された情報は、全国の河川管理に有効活用されており、そのほかにも、大学等における研究のデータとして利用される等、様々な分野でも活用されています。

平成18年度からは4巡目の調査を行っており、今回は、平成18年度に実施した一級水系96水系109河川と二級水系5水系5河川、管理中の99ダムにおける生物調査の結果がまとまりましたので概要を発表いたします。平成18年度では、「日本産野生生物目録」に掲載されている魚類の約8割を確認した他、環境省編「レッドリスト」の絶滅危惧TA類、TB類、U類指定種の約7%に相当する175種を確認しました。

平成18年度「河川水辺の国勢調査」の詳細な調査結果については、平成20年4月25日に水情報国土ホームページ (http://www5.river.go.jp/)にて、「平成18年度 河川水辺の国勢調査結果の概要(生物調査編)」を公開する予定です。


問  い  合  わ  せ  先
 国土交通省 03−5253−8111(代表)
  03−5253−8448(夜間直通)
 河川環境課  課長補佐  吉田邦伸  (内線35442)
   係 長  太田敏之  (内線35443)


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