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河川局

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記者発表

2.平成9年度 利用実態調査結果の概要



 河川水辺の国勢調査における河川空間利用実態調査およびダム湖利用実態調査は、全国109の一級水系の建設省直轄管理区間と、建設省直轄および水資源開発公団の管理中の82ダムを対象に、利用者数や利用実態について年7回の調査を行い、河川・ダム毎の年間利用者数の推定を行うものです。

 今回は、平成9年度に行った河川空間利用実態調査およびダム湖利用実態調査の結果を取りまとめました。

 

調査実施日

  休日 平日
春期 平成9年4月29日(火)(みどりの日)
平成9年5月5日 (月)(こどもの日)
平成9年5月19日(月)
夏期 平成9年7月27日(日) 平成9年7月28日(月)
秋期 平成9年11月3日(月)(文化の日)  
冬季 平成10年1月15日(木)(成人の日)  
*一部の河川・ダムにおいては、天候等の事情により、調査実施日を若干ずらしているものもあります。


・平成9年度の一級水系109水系の河川空間の年間利用者総数は推計で約1億8千万人
・82ダムにおけるダム湖及びその周辺の年間利用者総数は推計で約1,400万人

 平成9年度の一級水系109水系の河川空間の年間利用者総数の推計は約1億8,500万人で、前回調査を行った平成5年度の年間利用者総数約1億8,900万人と大きく変わりませんでした。また、全国の年間宿泊観光客数である約1億7千万人(平成10年度観光白書)ともほぼ同数です。

 また、建設省直轄および水資源開発公団の管理中の82ダムの年間利用者総数の推計は約1,380万人でした。前回調査を行った平成6年度の年間利用者総数約1,150万人と比較すると、約230万人増加しています。


河川別利用者総数一位は、利根川

 平成9年度の利用者総数最も多い河川は、過去4回一位であった荒川(関東)に代わり、利根川(約2,784万人)が一位になりました。以下、二位・荒川(関東)(約2,588万人)、三位・多摩川(約2,090万人)、四位・淀川(約1,757万人)、五位・木曽川(約811万人)の順です。

 また、直轄管理区間1qあたりの利用者総数が最も多い河川も、過去4回一位であった荒川(関東)に代わり多摩川が一位になりました。以下、二位・荒川(関東)、三位・鶴見川、四位・相模川、五位・淀川の順です。

 年間利用者数の最も多いダムは前回調査(平成6年度実施)に引き続き御所ダム(約116万人)でした。以下、二位・釜房ダム(宮城県:約102万人)、三位・草木ダム(群馬県:約78万人)、四位・金山ダム(北海道:約75万人)、五位・漢那ダム(沖縄県:約68万人)の順です。


河川の利用形態は、スポーツの割合が減少

 河川の利用形態別内訳では、散策等がもっとも多く半数以上(54%)を占め、次いでスポーツ、釣り、水遊びの順でした。経年的にみると、年々スポーツの割合が減少しており、散策等の利用が増えています。(平成9年度の散策の割合は平成5年度と比較すると56%から54%に減少しているが、平成2年度は49%、平成3年度は51%、平成4年度は51%であり、経年的には増加傾向にある。)

 利用場所別内訳では、過去4回の調査と同様に高水敷が最も多く(59%)、次いで堤防、水際、水面の順でした。経年的にみると、各利用者数は、ほぼ横ばいとなっています。


ダム湖およびその周辺の利用形態別は、散策が最多

 年間総利用者数の推計によると、利用形態別では、前回調査と同様散策が最も多く約33%(前回調査:約47%)を占め、次いでダム資料館、売店等の施設利用が約29%(前回約25%)、野外活動が約16%(前回約8%)、釣りが約9%(前回約6%)、スポーツが約6%(前回約6%)等となっており、前回調査と比較すると野外活動の割合が8%多くなっています。

 利用場所別では、前回調査と同様湖畔が約80%(前回調査:約80%)と最も多く、次いで湖面が約11%(前回約8%)、ダムが約9%(前回約12%)となっています。平成6年度と比較すると、全体的には大きな変化が見られないが、湖面を利用した形態が若干増えています。


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