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ダムの中には、洪水が発生する前に放流を行って(予備放流方式)洪水を待ち受けるダムもある。国民は流域によっては上流にこのような方式のダムがあることも知らないので、知る必要があるのではないか。 |
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下流では平常と思えるような気象状況でも、上流域の天候予測に応じた予備放流によって河川水位が上昇することは、報告書に記述する必要がある。 |
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予備放流方式は、ダムの中ではレアケースであり、報告書に入れると難しくなるのではないか。 |
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報告書に書いてなければ、初めてこの報告書を読む人は、予備放流方式がレアケースであるか否かも分からない。 |
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各ダムの管理者が河川利用者に対して、ダムごとに知らせればよい。 |
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ダムによっては、発電放流でも下流の水位が上昇する。河川利用者にとっては、ダムからの放流がどのような理由であろうと、避難できるか否かが重要である。避難が必要な時は、サイレンが鳴るという仕組みの説明が必要である。 |
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予備放流は雨が降らない時から始まる。ダムによっては、予備放流の実施に12時間も要するダムもある。また、予備放流は雨も降らないのに折角ダムに貯まった水をなぜ放流するのか、一般の人には理解されにくい面がある。 |
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河川利用者の中には、危険をいち早く察知して、河川外に避難しようとする人もいるが、自動車の進入路が一箇所しかない場合はネックとなり、逃げられない人もいる。危険に対する感性を育てるためにも、危なそうだということを分かってもらう必要がある。
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予備放流方式のダムが現存するのであれば、報告書の中にしっかり記述すべき。
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予備放流は、ダムの機能上必然的に起こるものであり報告書に書いておくほうが良いと思われる。
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ダムの操作方法はダムごとに異なるというこも併せて書いておくこと。
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