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河川局

歴史・風土に根ざした郷土の川懇談会 -日本文学に見る河川-

歴史・風土に根ざした郷土の川懇談会
-日本文学に見る河川-
第六回議事録(案)

平成14年9月13日(金)
日時:13:30〜15:30
場所:最上川リバーポート

4.その他(1)
 
○事務局
   芳賀先生、今日はどうも大変面白い話をありがとうございました。
 それで私のご説明を始めます前に、特に現場の方々にちょっと、これまでの経緯をご説明させていただきたいと思います。今日、いまやってます懇談会、これは平成12年の8月からやってるんですが、河川環境への会議で河川環境の整備ということの中で、私ども河川局で特に生態ですとか景観ですとか、そういったものに対する配慮はこれまでやってきたところなんですが、歴史とか文化とか、そういった社会環境面というのはなかなか手がつけにくいところと、苦手だというところもあって手がついてないというところがあるかと思います。それでこの懇談会を始めまして、特に文学ですとか絵画ですとか映画ですとか、そういったジャンルに描かれる川の姿というのを何回かの懇談会を開いて、これまで先生方からお話を伺ってきたところです。
 そんな中で今日も芳賀先生のお話からあったんですけれども、斎藤茂吉の歌ですとか、それから松尾芭蕉の歌ですとか、そういった歌を皆さん、よく覚えるようにと、懇談会の中では職員採用試験にもその歌枕を採り入れるべきというようなお話もありまして、それを受けて河川局長も現場の人間が地域の歴史文化を語れるようにしなければいけないというご指摘もありまして、前回の懇談会の時にまず私本省の方でこういった分厚い資料を作りまして説明をさせていただいているところです。これは何かと言いますと、全国の歌と祭りについて川に関するものを網羅的に調べたというリストでございます。これを作りました目的は歌に詠まれている昔の情景というのを読み取るひとつのきっかけとして川にまつわる歌を集め、それから人と川のつながりというもの、暮らしぶりというものを反映した川の祭り、そういったものをリストアップして網羅的に、中でも特にそういったものに関して配慮した河川整備をした事例なんかも紹介しました。今日ご覧いただいた新庄市本合海の船着場の復元なんていうのもその1例として現場には断りもなくてすみませんけれども、既にご紹介させていただいているところです。
 前回の懇談会ではそんなものを紹介した中で、川の姿の移り変わりというのをある一つの川を選んで、たくさんの歌を時代別に並べてみて、どんなふうになるのかちょっと見てみたらどうかという指摘があったり、それから有名な芭蕉の句であります「五月雨を集めて早し最上川」と。これは実は水循環の歌なんだと、芭蕉が最上川流域の地勢を頭に入れた上で旅をしながら水の循環をうたってるんじゃないのかというようなご指摘もあって、それにまつわる資料として今回ご用意させていただいているものです。それが資料の3になります。お時間もありますので手短にご説明させていただきます。
 (中略)
 前回の補足なんですけれども、こういった分析を少し紹介させていただきました。どうもありがとうございました。
 引き続きまして、明日参りますところについて、事務局からご説明させていただきます。
 
5.その他(2)
 
○事務局
   先ほど先生もご覧になっておりました「FRONT」という雑誌、たまたま9月号の特集が表紙にも書いてあります「北上川」ということで組まれておりまして、きれいな写真等もございます。せっかくですのでこの雑誌「FRONT」を用いて、明日見ていただきます北上川の概要について説明したいと思います。
 (中略)
○委員
  志賀直哉も石巻生まれなんですか。
○事務局
   そうですね、志賀直哉も石巻生まれでございます。あと金田一京助が盛岡生まれですか。宮沢賢治などが蒸気船に乗って川を楽しんだというようなことが書かれているということでございます。ここまでが北上川を特集した記事でございまして、このほかにちょっとお手元の東北地方整備局という袋がございます。この袋の中に明日現地に参りますので、詳しくは明日この資料などを使いながら現地で説明があるはずですが、ざっとどんな資料があるかだけ今日紹介しておきます。
 (中略)
 これらについては明日現地で説明がございますので、今日は省略させていただきます。以上、簡単でございますが北上川の紹介を申し上げました。
 
6.閉会
 
○委員長
   どうも大変ありがとうございました。あとは次回の懇談会があるはずで、それは12月頃ということに予定されているわけですね。それは東京でですね。どうも今日は長時間ありがとうございました。
 

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