上流域は、富士箱根伊豆国立公園に指定されており、富士山と富士五湖を中心とした国際的観光地の一部に含まれ、流域内の山中湖、河口湖周辺は、夏季の避暑地やスポーツリゾート地として観光客が多く訪れます。
中流域の丹沢大山国定公園に指定されている丹沢山地付近は、かつて山岳信仰の場として栄えた大山が風光明媚な観光地で、支川の道志川、中津川などの渓谷沿いはキャンプや水辺のレクリエーション利用が盛んです。
相模湖、津久井湖、宮ヶ瀬湖などのダム湖はハイキングなど大都市近郊の自然を楽しめる観光・レクリエーション拠点となっています。
また、下流部では、緑豊かな河川敷が広がり、キャンプやバーベキュー、釣り、スポーツ、散策などを楽しむ人が多く見られ、周辺住民の日常的な憩いの場となっています。
大都会の近くを流れ、川沿いの都市化が進む現在、まだ自然が多く残る相模川は、人々が自然と楽しめる貴重なオープンスペ-スとなっており、多くの人々が訪れています。