水管理・国土保全

  

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地域と相模川

豊かな自然と魅力的なオープンスペース


 上流域は、富士箱根伊豆国立公園に指定されており、富士山と富士五湖を中心とした国際的観光地の一部に含まれ、流域内の山中湖、河口湖周辺は、夏季の避暑地やスポーツリゾート地として観光客が多く訪れます。
 中流域の丹沢大山国定公園に指定されている丹沢山地付近は、かつて山岳信仰の場として栄えた大山が風光明媚な観光地で、支川の道志川、中津川などの渓谷沿いはキャンプや水辺のレクリエーション利用が盛んです。
 相模湖、津久井湖、宮ヶ瀬湖などのダム湖はハイキングなど大都市近郊の自然を楽しめる観光・レクリエーション拠点となっています。
 また、下流部では、緑豊かな河川敷が広がり、キャンプやバーベキュー、釣り、スポーツ、散策などを楽しむ人が多く見られ、周辺住民の日常的な憩いの場となっています。
 大都会の近くを流れ、川沿いの都市化が進む現在、まだ自然が多く残る相模川は、人々が自然と楽しめる貴重なオープンスペ-スとなっており、多くの人々が訪れています。



相模川周辺の祭り・イベント(中流部・下流部)
 流域では四季折々に歴史的な行祭事やイベントが開催されています。主なものとして、平塚市・厚木市・相模原市などで行われる広い河川敷を利用した花火大会や、大凧あげ大会があります。
 田名八幡宮の例祭(相模川沿い)や半原神社の夏祭り(中津川沿い)、御神輿を川の水でみそぐ儀式など、相模川と人の暮らしの古くからの関わりが伺える伝統的な行事もみられます。中津川沿いの龍福寺では、お盆に灯籠流しが行われています。
 漁業協同組合の各支部などが中心となって開催される釣り大会は全川を通じてみられ、特にアユ釣り大会・マス釣り大会などは、解禁日に合わせて行うことが多く、多くの釣り客を動員しています。



大凧まつり(相模原市)


湘南ひらつか花火大会(平塚市)

相模川周辺の祭り・イベント(上流部)
 中津川にある宮ヶ瀬ダムでは、4月から11月まで定期的に観光放流を実施しています。これは、高位洪水吐から毎秒30m3の水を放流するもので、高低差70mの人工の滝が出現します。
 また、宮ヶ瀬ダム周辺では、宮ヶ瀬ダムの建設時に整備された、ダムサイトエリア、宮ヶ瀬湖畔エリア、鳥居原エリアの3拠点があり、大小併せて年間約400のイベントが開催されています。中でも、宮ヶ瀬湖畔エリアで11月から12月まで開催される、宮ヶ瀬クリスマスみんなのつどいは、高さ30mを超える天然のもみの木を利用したジャンボクリスマスツリーや水の郷大吊り橋のイルミネーションを中心にしたイベントで、多くの観光客が訪れます。



宮ヶ瀬ダム観光放流


クリスマスイベント(清川村)

地域との連携
 相模川は、山梨・神奈川両県でそれぞれ異なる地域特性・社会環境を持っているが、平成7年度から「桂川・相模川キャンペーン」やシンポジウム、流域サミットの開催など、流域全体の交流、連携が図られています。
 また、平成13年4月には、「馬入水辺の楽校」が開校し、子供達が積極的に自然とふれあいながら「遊び」「学び」「冒険心」「創造性」を育み、自然と接する「作法」や「感性」をやしなう場として活用されています。



桂川・相模川クリーンキャンペーン


馬入水辺の楽校




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