水管理・国土保全

  

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地域と土器川

地域のふれあい、憩いの場としての土器川

 土器川中下流部は丸亀平野がひらけ、農耕文化が培われています。雨が少ないこの地域は、水利慣行にも厳しい決まりがあり「線香水(水田に水を引き込む時間を線香の燃える長さで測る方法)」などのしくみが江戸時代に作られ近年まで用いられてきました。そのような水利用の中、土器川は大きな役割を果たしてきました。
 農耕文化を礎として栄えた香川県第二の都市丸亀市をはじめ、土器川流域には約120,000人が生活しています。土器川はそれらの人たちの憩いの場として利用されており、直轄管理区間(18.85km)において年間約460,000人もの人たちが訪れています。
 その利用目的はスポーツが最も多く59%を占めており、次いで散策等が39%、水遊びが1.4%、釣り0.7%の順となっています。




スポーツや環境学習としての利用

 土器川の高水敷きは約110haありますが、そのうち公園・グランド等の施設的利用区域の面積が61%を占め、各種スポーツ等に利用されているほか、自然とふれあえる憩いの場として盛んに利用されています。
 約20haを誇る「川西運動公園(丸亀市)」は、週末を中心にサッカー、野球、ソフトボール等の利用者が多く、各種大会も開かれています。
 自然とふれあえる公園として平成9年に開園した「土器川生物公園(丸亀市)」は、生物観察ができるとともに、子供たちが安全に水とふれあえる空間を創造しています。


川西運動公園


土器川生物公園



世代を越えた交流や体験学習の場の提供

 「長尾ふれあいパーク(まんのう町)」は、付近にお年寄りの施設があることから、バリアフリー構造とし、お年寄りや子供も憩える公園に整備するとともに、公園の維持管理もお年寄りの手によって実施されています。
 「Doki土器パーク(水辺の楽校)」は、高柳地区において、郷土の治水・利水の史跡を活かした 自然とふれあえる空間、体験学習の場として整備しました。


長尾ふれあいパーク


Doki土器パーク(水辺の楽校)



各種のイベント

 土器川流域を総合学習のフィールドとして利用している学校も多く、水生生物調査や水質パックテストを利用した河川水質の学習、河川内に投棄されるゴミに着目した学習、土器川の源流から河口までの川の移り変わりを学習するなど、様々な形で土器川は利用されています。
 土器川流域では年間を通して数多くのイベントが実施されています。3月の川開きに始まり、4月:土器川YOU遊フェスタ、5月:ホタルまつり、7月:われらDOKIDOKI土器川探検隊、川の日に土器川生物公園で遊ぼう、水生生物調査、8月:満濃フェスティバル、おじょもまつり、夕涼みコンサート、10月:田潮八幡宮秋祭り、2月:ホタルの幼虫放流等があります。


水生生物調査


田潮八幡宮秋祭り





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