公共交通政策：北陸信越

北陸信越

新潟県

五泉市	調査	村松地域を運行している交通事業者が来年全路線撤退を表明していることから、五泉市街地と村松市街地を結ぶデマンド交通の導入を検討する必要があるため、地域特性調査、公共交通に関するアンケート調査、公共交通に関するヒアリング調査、事業者ヒアリング調査等を実施する。
阿賀野市	調査	当該地域では、市営バスの収支改善や、路線バスの赤字運行の解消に向け改善を進めてきたが、市単独での取り組みには限界があるものの、市内をカバーするデマンド型運行の公共交通の導入を検討する必要があるため、既存の公共交通機関の現況調査、公共交通利用者へのアンケート調査及びヒアリング調査等を実施する。
魚沼市	調査	当該地域では、市内循環バスの見直し、無料の福祉バス・患者バスの整理統合、交通空白地域の解消等が課題となっていることから、市内をカバーする乗合タクシー、デマンドタクシーの導入を検討する必要があるため、既存の公共交通機関の現況調査、交通事業者及び商業者等の意向調査、公共交通利用者へのアンケート調査等を実施する。
見附市	計画	誰もが自由に安心して移動できる交通網の実現を目指し、デマンド型交通の実証運行、見附市と上越新幹線を結ぶ「みつけエクスプレス」の実証運行を実施するとともに、バス停のハイグレード化等環境整備を進める。
三条市	計画	地域間連携の強化、広域との交流促進、公共交通の魅力向上・利便性向上などを目標に、デマンドバス、通学専用バス、地域主導のコミュニティバスなどの実証運行や循環バスの見直し、バス待ち環境の改善、公共交通の利用促進に関するイベントなどを実施し、公共交通に関する市民満足度を向上させる。
胎内市	計画	交通空白地域の解消、主要施設へのアクセス向上による住民の生活の質的向上を目的に、市内全域でのデマンドバスの実証運行、公共交通サービスに関する情報提供を行い、高齢者等移動制約者の移動性の向上と中心市街地の活性化を図る。
柏崎市	計画	鉄道及び幹線バスの改善・利用促進、公共交通空白地区の縮減等を目的に、第２市街地循環バスの運行、高柳町地域・鵜川地区・西山町地域の公共交通再編等を行い、効果的・効率的な運行を確保する。
上越市	計画	非効率なバス路線の再編、鉄道と路線バスとの乗り継ぎ改善、中山間地域における公共交通空白地域の解消を目的に、バス路線の再編（幹線バス・支線バスの設定）、デマンドバス及びコミュニティバスの導入、利用需要に見合った運行ダイヤの見直しを行い、効率的・効果的な運行を確保する。
新発田市	計画	住民、公共交通事業者、行政の3者が連携・協働して地域の創意工夫による生活の足の見直しや利用環境の整備などを行い、通勤通学、通院、買物の生活交通の役割をはじめ、中心市街地活性化、観光振興、地球環境保全などの様々な目的にも対応した公共交通ネットワークの構築を図る。
粟島浦村村上市	計画	公共交通の空白地域の解消や村上市内及び島内交流の活性化等を目的とし、村上市内では乗合タクシーを、島内ではコミュニティバスを導入し又、定期船と公共交通同士のダイヤの連携により乗り継ぎ利便の向上を図るなどし、地域のニーズに合わせた工夫を図ることで、魅力的な輸送サービスを提供する。
佐渡市	計画	近年、社会情勢の変化によりバス利用者の減少によるバス事業者の経営環境の悪化から、財政負担も年々増加の一途をたどっている現状と課題を踏まえ、市内を結ぶ公共交通ネットワークの整備、持続可能な公共交通を実現する戦略的な運行を実施し、公共交通の利便性の向上及び地域の活性化を図る。　また、佐渡を訪れる観光客は、年々減少しており、特に近年の相次ぐ震災被害により、減少傾向が著しく、離島交通を支える佐渡汽船株式会社の航路運営にも大きな影響を与えており、観光を核とした航路活性化を図ることが急務となっている。このような背景から、多様なニーズや利用者に対応したサービス充実等により航路利用者の満足度を高めることを目標に、新たな観光メニューの創造と発信、ホスピタリティ向上、運賃の多様化・手続きのスマート化等を実施する。
津南町	計画	既存路線バスについては、利用需要に見合った運行本数の最適化や運行ダイヤの見直し、スクールバスや福祉バスについては運行形態の見直し、利用需要が少ない地域やバス対応が困難な地域への対応としては乗合タクシーを新たに導入するなどし、町の将来像の公共交通体系の構築を図る。

長野県

川上村	調査	当該地域のバス路線廃止後、村営の廃止代替バスを運営しているが、新たな運行体制への移行を視野に入れた村営バスの抜本的な改革を目指すため、公共交通利用実態調査、住民意向アンケート調査及びヒアリング調査等を実施する。
上田市他８市町	調査	しなの鉄道について、利用者が年々減少しているが、今後の高齢化社会も視野にいれ、バス路線との適切な連携を図る等の利便性の向上などにより、輸送人員の減少に歯止めをかけ、効率的で持続可能な公共交通体系の構築を目指すため、現状把握・分析及び課題整理、利用者アンケート調査、需要創出の施策の調査・検討等を実施する。
長野市	調査	当該地域は、廃止代替バス、コミュニティバス及び乗合タクシーの導入をしてきたが、さらなるバス路線の減便・廃止が進む状況下で、新たな地域循環コミュニティバスの導入やICカードなどの利便性の向上策を検討する必要があるため、現状課題調査、市民アンケート調査、理想的なバス交通システム調査・検討等を実施する。
茅野市原村	調査	当該地域では、廃止代替バスや福祉バス等により交通手段の確保に努めてきたが、利用者の減少による補助額の増加や民間バス事業者から不採算路線の見直し協議が申し入れられるなど厳しい状況にあることから、利便性が高く効率的な公共交通体系の構築を目指すため、現況交通実態調査、住民アンケート調査を実施する。
大桑村	調査	当該地域では、民間路線バス、村営バスが運行しているが、村営バスの運行時間、停留所については利用者ニーズにあったものではなく、また地形的条件から効率の悪い運行形態となっていることから、現況交通の利用実態等調査・分析し、地域の実情に即した輸送サービスの実現を目指すため、現況交通実態調査、住民アンケート調査を実施する。
駒ヶ根市	調査	当該地域では、道路整備による都市構造の変化等により、公共交通の利用者は減少しているが、地域公共交通のサービス改善の要望が多く、また今後進行する高齢化に対応するよう、既存の市営バスを見直し、安定的で持続可能な公共交通体系の再編を目指すため、地域環境・交通現況調査、アンケート・聞き取りによる住民意向調査を実施する。
松本市	調査	当該地域では、民間路線バス、市営バス、高速バス、有償運送など比較的多くの公共交通サービスが確保されているが、各公共交通機関の連携が悪い非効率な運行形態の見直しが課題となっていることから、各種バスの連携を図り、効率的な公共交通体系の構築を目指すため、交通環境基礎調査、住民アンケート調査を実施する。
長野市他２市	調査	バス交通等の他の交通機関との乗継向上や観光資源の活用等により、長野電鉄屋代線の利用促進を図るため、利用者アンケート調査、観光モニタリング調査、沿線地域の動向把握、成功事例の調査・分析などを実施する。
上松町	計画	交通空白地域の解消と病院、学校等へのアクセス向上を目的に、コミュニティバスの実証運行、観光案内・バス停の整備を実施、コミュニティバス活用マップを作成し、移動困難者の外出機会の創出と、町全体の活性化を図る。
木曽町	計画	現行の木曽町交通システムを永続的に維持できるように、利用者ニーズへの対応や鉄道ダイヤの改正に伴い、バス運行内容の定期的な見直し、バス停の改良を実施することにより、利用促進を図る。
安曇野市	計画	合併により誕生した安曇野市全域をカバーする新たな公共交通システムとして、乗合タクシー「あづみん」の実証運行を行い、地域住民の生活を支える交通手段として定着を図る。また、観光客対応や市外への移動方法等についても検討する。
伊那市	計画	合併後における地域間交流の促進、行政コストの抑制を目的に、市内交通ネットワークの再編を行うとともに、伊那西部地区で実施しているデマンドタクシーの新たな地域への展開を検討し、市の財政規模に見合った公共交通の構築を目指す。
飯田市	計画	交通弱者への移動手段の提供、公共交通不便地・交通空白地域の解消を目的に、市街地循環バス及び乗合タクシーの実証運行、民間路線バス、市バス、乗合タクシーを網羅した時刻表を作成・配布することで、シームレスで魅力的な運送サービスの提供を目指す。
小諸市	計画	交通空白地域及び時間的空白地の解消と小諸駅を中心とした市内各施設へアクセスさせるためのコミュニティバスの実証運行を実施し、住民・事業者が一体となって将来に渡り、持続可能で利用しやすい公共交通体系の構築を目指す。
上田市	計画	上田市内にある上田電鉄別所線等鉄道と連携するとともに、誰もが公平に利用できる利用者主体の公共交通体系の確立を目指し、循環バスの運行、教育施設集積地域へのシャトルバスの運行、乗継情報提供、鉄道車両ラッピング等を実施する。
千曲市	計画	鉄道、バス等公共交通の活性化、公共交通の充実による観光振興への貢献を目的に駅前広場バス停の待合い環境の整備、公共交通利用促進PR、タクシー運転者の観光案内、ホスピタリティ等の能力向上のための講習会の開催等により、効率的で観光客も利用しやすい交通体系の構築を目指す。
南木曽町	計画	民間バス路線撤退後の移動手段の確保、交通空白地域の解消、町中心部及び公共交通施設へのアクセス向上を目的に、コミュニティバスの実証運行を実施し、行政コストを抑えつつ、持続可能な生活交通の確保を目指す。
南信州地域（１５市町村）	計画	南信州地域全域をカバーする交通事業者が数年後の路線バス撤退を表明するなど、関係者が連携して新たな地域公共交通のあり方を確立することが不可欠な状況となっていることから、日常生活圏が一体化している15市町村共同の「南信州公共交通システム」を確立して、公共交通網の維持・整備を図る。
白馬村	計画	乗合タクシーによる交通体系の整理、デマンド型乗合タクシーの運行にあたっては多くの住民や事業者が参加できる協議の場を設けるなどし、運行体制の改善に努める。また、長期滞在型の観光客が安心して利用できる村内循環バスを整備し、村の基本理念である「快適で安らぎのある生活環境を築く」ことを目指す。
青木村	計画	交通空白地の解消、公共交通の利便性向上、利用者数の増加を目的に、村内全域においてデマンドバスの実証運行、通学者に対する支援事業を実施し、持続可能な公共交通の構築を目指す。
朝日村	計画	松本・塩尻市街地への円滑なアクセス確保、村内全エリアへの交通サービスの提供を目的にJR広丘駅への連絡バス実証運行、村内デマンドタクシーの実証運行等を実施し、持続可能な公共交通体系の構築を目指す。
須坂市	計画	交通空白地域の解消と「選ばれる」「使える」公共交通への転換を目的に、路線バスの再編、デマンド型交通の実証運行、ゾーン制運賃の導入、バス停表示等の見直しを行い、公共交通の利用促進を図る。
阿智村	計画	通学の際の家族による送迎車両の削減、既存コミュニティバスの利用者数の現状維持、利用者満足度の向上を目的に、朝夕の時間帯における路線バスの増便、バス停の新設、バス車両のラッピング等を実施し、家族の負担を軽減し利用者の満足度が上昇する公共交通サービスの実現を目指す。
松川町	計画	交通空白地域の解消、JR飯田線利用の学生、通勤者の満足度を向上させるため、コミュニティバスの実証運行、利用環境改善のためのバス停看板の整備、JR飯田線への接続強化を図り、交通弱者が利用しやすい公共交通体系の構築を目指す。
生坂村	計画	交通空白地の解消、高齢者の外出機会を増やすことを目的に、路線バス、デマンドバスの実証運行、低床車両の導入、公共交通に関するPR及び情報提供等を実施し、利便性の向上とともに運行コストの縮減を図る。
下伊那南部地域（５町村）	計画	当該地域では、廃止代替バスや福祉バス等により交通手段の確保に努めてきたが、利用者の減少や民間バス事業者の路線バス撤退問題が表面化するなど厳しい状況にあることから、路線バスの実証運行、公共交通サービスに関する情報提供事業を実施し、利便性が高く、効率的な交通体系の構築を目指す。
松本市	計画	当該地域及び周辺部への移動手段の確保や民間バス路線廃止後の移動手段を確保するため、コミュニティバスの実証運行、公共交通に対する啓発、利用促進をすすめ、地域の生活確保に必要な公共交通体系の構築を目指す。
立科町	計画	新交通バスによる通学の拡大（０→10人）、バス利用者の拡大（83→100人）、バス利用者の満足度向上（事後評価の満足度70％）を目標に、町民へ平等なバスサービス、学校部活動にも対応したダイヤ編成、高齢者の通院、買物に対応したダイヤ編成、基幹バス路線との乗継ぎ強化により利便性の向上を目指す。
中野市	計画	便数の減少等による公共交通利用不便地域の改善と交通弱者の利便性の改善を目的に、定時定路線とデマンド方式を併用した新たな運行システムの導入に基づく実証運行、コミュニティバスの実証運行、情報提供を行い、公共交通不便地域の解消と交通弱者にも利用しやすいサービスレベルの設定を目指す。
豊丘村	計画	病院通院者、商店街利用者及び通学者に対応した移動手段の確保、村が主体となって生活交通の利便性を追求、運行方法や、運行時間などについて継続的に調査研究・検証を行い、利用しやすい環境づくりを進め、住民生活の質的向上や、公共交通の空白地帯の解消を目指す。

石川県

小松市	調査	当該地域では、民間路線バス事業者の赤字運行に対する市の補助額の増加による路線維持が困難な状況と、利用が進まないコミュニティバスの維持が困難な状況等を抱えており、総合的な交通体系の検討が必要なため、公共交通現況調査、利用者ヒアリング等を実施する。
七尾市	調査	当該地域は、一部山間地域等に交通空白地域が存在することや、路線バスやコミュニティバスと鉄道の連携が不十分な状況となっていることから、既存の交通網を補完するコミュニティバスや乗合タクシー等を導入や交通弱者の足を確保する新たな交通体系づくりが急務となっているため、公共交通現況把握調査、鉄道とバスの連携調査、利用者ニーズ調査を実施する。
野々市町	調査	当該地域では、都市構造の変化に伴う人流への対応、JR、民鉄、路線バス等の公共交通機関の連携が課題となっていることから、既存公共交通計画の見直し、各公共交通機関の連携を図る等利便性の向上などにより、移動しやすく、生活しやすい公共交通環境の実現を目指すため、公共交通の現況　把握調査、住民へのアンケート・ヒアリング調査、シャトルバス実験運行の検討・実施等を行う。
金沢市	計画	過度なマイカー利用から脱却し、自動車に依存したまちから、歩行者と公共交通を優先するまち「金沢」の実現を目標として、放射環状型バス路線網の構築、バスを中心とする交通体系の検討を通じて、交通空白・不便地域を解消するため、ふらっとバス「長町」ルート導入実証実験などを実施する。
加賀市	計画	民間路線バスの廃止や都市構造の変化による交通不便地域の存在を踏まえ、全市的な交通サービス確保・維持を図るため、乗合タクシー、有償運送の実証運行、自動車学校、病院の送迎バスを活用した実証運行を実施する。また、小松空港と加賀市を結ぶバス路線を設定し、観光客等の移動利便向上を図る。
内灘町	計画	公共施設や駅、病院、商業施設等へのアクセス向上・生活利便性向上を目標に、鉄道・民間路線バスなど既存の公共交通とコミュニティバスとの連携を図り、公共交通全体の利便性を高めることにより、移動しやすい公共交通環境を目指す。
珠洲市	計画	「のと鉄道」の廃線や道路整備にともなう公共交通基盤の改廃、少子・高齢化の進行により公共交通の利用者は減少しているが、地域交通サービスへの要望は強いことから、既存バス路線の見直し、スクールバスの効率化、デマンド乗合タクシーの実証運行を行い、持続可能な公共交通の確保を目指す。
能登町	計画	当該地域の鉄道廃止後、公共交通利用者の足の確保はバスによるものとなったが、昼間の乗車率低迷、バス事業者の赤字への財政負担の増加、路線バスとスクールバスとの重複運行、交通空白地域などの課題があることから、モデル路線の実証運行を行い、利便性の高い地域公共交通網の整備を目指す。
穴水町	計画	当該地域の住民や観光客の快適な移動、住民への適切な交通手段の提供を目的として、町営バスの運行費負担、スクールバス等との重複運行等改善のため、バス路線再編の検討、運行方法の見直し、実証運行を行い、効率的なバス交通網の維持、持続可能な地域公共交通サービスの確保を目指す。

富山県

小矢部市	計画	交通空白地域の解消と新たなバス路線の設定を行うことにより「住んでよかった、人とに優しいコミュニティバス」の実現を目標に、コミュニティバス及び乗合タクシーの実証運行を実施し、公共交通の活性化を図る。
滑川市	計画	市内の公共バスをより一層市民が利用しやすいバス路線とするため、総合的かつ効率的に、既存の公共バスルートを統廃合した市内全域を網羅する７ルートにおいて、コミュニティバスの実証運行を行う。
富山県全市町村	計画	富山県内の地理に詳しくない方でも、気軽に電車、バス等を利用できるよう、インターネットを通じてパソコン、携帯電話上で、目的地までの経路、乗継ぎ、運行時刻などを分かりやすく案内するシステム（富山らくらく交通ナビ）の整備に取り組み、県内公共交通のポータルサイトを目指す。
富山市	計画	人口の減少と超高齢化に備え、「鉄軌道をはじめとする公共交通を活性化させ、居住、商業、文化等の都市機能を集積させることによる公共交通を軸としたコンパクトなまちづくり」を目標に、市内電車の環状化にあわせたLRT車両の導入、コミュニティバスの実証運行、ICカードの導入を実施する。